2011年11月17日木曜日

今中哲二氏講演会のご案内

今中哲二氏講演会のご案内です。

************* 以下転送歓迎です  *************
==================================
私たちは放射能とどう付き合っていくか
~今中哲二と地域住民で考える集い~
==================================

【日時】12月6日(火)13:30~17:30
【場所】黒磯文化会館小ホール(那須塩原市上厚崎490)
【入場料】700円 (小学生以下無料 託児有・要予約)
   ※途中からもご入場いただけます

【内容】
13:00開場
13:30~一部:基調講演
 「放射能汚染のリスクを自分で考える~5年後、10年後を見据えて~」
 今中哲二氏(京都大学原子炉実験所助教)
15:00~二部:現地活動報告会
 ①「汚染状況《那須を希望の砦にしよう》の活動を通して」
  藤村靖之氏(非電化工房主宰)
 ②「農地の除染の可能性 菜種、向日葵、大豆プロジェクト」
  稲葉光圀氏(民間稲作研究所理事長)

16:30~三部:パネルディスカッション
 「わたしたちの健康を守るために、どのように放射能と付き合っていくか」
 パネラー
今中哲二氏、藤村靖之氏、稲葉光圀氏、荒川朋子氏(アジア学院副校長)
ファシリテーター
 山口敦史

【講師プロフィール】
・今中哲二氏
 (京都大学原子炉研究室助教 原子力工学専門家)
 大学時代より日本の原子力開発の在り方を疑い、原子力の利用に
 ともなうデメリットの研究に従事。広島・
長崎原爆による放射線被爆
 量の評価、チェルノブイリ原発事故影響の解明、セミパラチンスク
 核実験場周辺での放射能汚染調査などを行なっている。


主催:今中哲二講演会実行委員会那須
後援:アジア学院、那須塩原放射能から子どもを守る会、那須地域環境対策連絡協議会、
那須を希望の砦にしよう、西那須野幼稚園、みちのく応援隊、よつ葉生協

お問い合わせ:090-9335-7184(山下)

2011年11月15日火曜日

原伸介さん講演会

5日の講演会にパネラーとしてご参加くださった原伸介さん講演会の案内です!

昼の部
【福島原発行動隊のこと知ってほしい】
◎日時:  11月19日(土)12:30 開場 13:00 開演
◎会場:  栃木県宇都宮市とちぎ健康の森(定員75人)
        JR宇都宮駅~関東バス駒生営業所行25分
◎講話者: 炭師 原伸介氏(行動隊理事長 山田氏来場予定♪)
◎参加費: 無料(行動隊への支援金お願いします)

夜の部
【炭師 原伸介講演会】
◎日時:  11月19日(土)18:00 開場 18:30 開演 20:00 終了予定
◎会場:  栃木県宇都宮市とちぎ健康の森講堂(定員400人)
       JR宇都宮駅~関東バス駒生営業所行25分
◎講話者: 炭師 原伸介氏
◎資料代: 千円



主催者(福島原発行動隊を応援支援主婦s)が書かれた講演会開催に寄せる思いを添付します。
 
   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

~福島原発行動隊を周知するための講演会開催へのわたしたちのおもい~

 3月11日の東日本大震災から8ヶ月が過ぎようとしています。地震・津波による福島原発の事故…。今もなお、深刻な状況にある福島原発の自体の収束はどうなっているのでしょうか。

 日本で、東北で、栃木県でも多くの被害がありました。自分たちにとっても遠い出来事ではなく、むしろ、脳裏に焼きついて離れない津波や地震の映像は、「何かしたい!何かしなければ!」という焦りになりました。
 翻って、我が身のおかれている状況を考えた時、やはり子どもがいる、家族がいる、それらをないがしろにも出来ない…。そして『いちばん身近な人の笑顔を増やすことが、今、私にできること』と気持ちを切り替え、自宅にいながらできる支援物資の提供などを、母親仲間と続けていました。

 8月にはいって【福島原発行動隊】のことを知りました。確かに震災からまもない頃に、京都大学の小出裕章氏も「決死隊が活動するならもちろん僕も参加する」とコメントされていたのを、どこかで目にしてはいたのです。しかし、その決死隊を追求することなく時間が過ぎ今に至りました。
 名称を、決死隊ではなく「福島原発行動隊」として、社団法人となり、退役技術者への呼びかけや賛同者を増やす活動がされていたのです。現場で技術を磨いてきた60代以降のシニアの方たちが、自分たちの知識なり技術なりをもって、福島原発暴発を阻止すべく、現場に関わりたいと国と電力会社に要望しています。

 シニアの方たちの気概に感銘を受け、私たちも、この福島原発行動隊のことを多くの人々に知ってもらいたいと、宇都宮での講演会開催を企画した次第です。

 私たちは、「いのちを生みだした母親」です。いのちは、授かりものではなく、預かりもの。いま、お預かりさせていただいている子どもたちの「いのち」。いつの日か、世のため・人のために働ける人物になってもらいたいと思っています。そして、すべての子どもたちの「いのちを守りたい」と希っています。放射能を排出し続ける原発施設での確実な収束処理は、母親として、国民として、地球人として是非ともお願いしたいと思います。

 ただ、・・・・行動隊の方々の身体のことも考えます。ご家族だって、お子さんだって、お孫さんだっていらっしゃるなぁと想像します。誰からも頼まれないのに、放射能被曝を覚悟して、自ら現場に出るとおっしゃる、大人であるという責任・人間としての誇りを感じずにはいられません。

 孫のため、家族のため・・・、だからこそ、命に代えても原発収束を自分たちがやらねばと動いてくださるのかもしれません。

  ・・・・・追記・・・・・

 宇都宮で、アルフォンス・デーケン先生のお話を聴く機会に恵まれました。ドイツに生まれ、日本にいらして上智大学で教鞭をとっておられました。
 『死』を口にするのがタブーだった時代、ガン告知も絶対行わないという日本での医療事情があるなか、デーケン先生は「死生学」ということばで、ターミナルケアやホスピス、悲嘆のプロセスのことなどを伝えてくださっています。日野原先生との共著もあります。
 「死」を学ぶことは、「生」を学ぶことにほかならないのだと。
 
 お話の中で、「死」には2種類あるとお話されました。

 ひとつは動物の「死」。肉体がなくなれば、すべてが終わりという「死」。

 もうひとつは人間の「死」。こちらも、肉体がなくなれば、やはり同じに終わるから「死」である。しかし、肉体はなくなっても、精神は、死の間際まで成長や上昇を望み、残される人たちのことを思いやる=「人のために生きながら死ぬ」という側面も、人間の「死」にはあるのだよと伝えてくださいました。

 まさに、原発行動隊のシニアの方たちは、この、「精神の成長」の場を、福島原発に見出され、若者のためにやってやるという意識ではなく、「よりよく生きる」ということの背中を見せてくださるのだと、はっきり確信できました。

 わたしたちの世代も、恩返しではなく、頂いたご恩を、恩送りという形で、次世代・次々世代へつないでいくのだと思います。その長い道のりの第一歩を、行動隊の方々が、踏み出してくださるのかもしれないなぁと感じています。

                                           2011,11,11 akiko
   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・