2011年8月9日火曜日

御用学者による被害を抑えたい!!

御用学者の講演によって子どもたちに健康被害が広がることを黙ってみている訳にはいきません!!

御用学者本人に対して、声をあげましょう!
御用学者を招へいする自治体に対して、声をあげましょう!

危険をあおることが目的ではありません。
今ある危険を作為的に偽装・隠蔽し、現実を直視しないことを危険だと思います。
御用学者の講演内容を真に受けて、「何も気にしなくったって大丈夫だよ」って自衛手段を放棄することによって、子どもに将来被害が出ることを何としても回避したい!


以前、中学生を対象に開催された御用学者の講演を聞くことがありました。
あまりに残念な講演だったので、すぐに抗議文を送りました。

(前略)
最後に、昨日の講演について愚直な感想をお伝えさせてください。 非常に不躾なこととは知りながら、悲痛な抗議文です。

感想
◎ 「子供たちの心の不安を取り除き安心を与える」、という目的においては、お金の例えを使って分かり易く説明され、一定の効果があったと思います。

◎ 一方で、「子供の安全を守る為に適切な助言・アドバイスをする」、ということにおいては殆ど無力であったと思います。
  子供たちが身を守る為の知恵を殆ど与えてくれませんでした。
    ・内部被爆の危険リスクは大きいことを説明して、手洗いうがいの励行を促すこと
    ・雨どいの下、どぶ、吹き溜まりなどは放射線量が高いことを説明して、近寄らないとか、どぶに落ちたボールは水で洗うことを教えること
  など、少し意識をするだけで、リスク回避できる知恵は、教えてあげてほしかったです。

◎ 専門家の発言は素人の発言とは重みが違う分、伴う責任も重大です。
  ・「より安全」を選んでリスク回避する努力は必須であり、国も「1mSvを目指す努力をしましょう」と言い換えました。
   にも拘らず、医療被曝の例などによって危険リスクを過小評価する様に「誤魔化し」、「今のままでも安全」というような発言は、子供の安全確保を無視した許されざる発言です。
  ・「正しく知って正しく怖がる」には賛成ですが、正しく知ることを妨げ、歪曲した解釈、都合のよい解釈を押付け・説明された子供たちは、講演によって生まれた新たな被害者だと思います。
  ・もし昨日の講演内容を真に受けて生活行動すると、子供たちの被爆量は増えるのではないかと思います。
   *「先生が安全だって言ってたもん」って言って、今まで気をつけていたことなどを放棄してしまった場合の話です。

◎結論を最後に持ってきましたが、私は本当に昨日の公演内容が残念でなりませんでした。
  表面っ面の見え透いた誤魔化しで「安心」を与えるような振りをして、結果的に子供の被爆を増やすようなことしか出来ないのなら、「百害あって一利なし」です。

  被害が増える一方なので、あんな講演しか出来ないのなら、外には一切出てこられないで頂きたいと思います。
  本気で子供の健康を考えているのなら、「危険リスクについて正しい知識の広報」、「安全確保の為の役立つ生活情報の広報」など専門家立場でしかできないことはたくさんある筈です。
(後略)


講演者に対して怒りも感じましたが、(あんな講演を聞かされて、もし彼らの被爆量が今後増えるかもしれないことを考えると)中学生が可哀想に不憫に思えて、残念でなりませんでした。

もし講演の後で質疑応答・コメントの場が設定されていたら、(中学生の質問枠の後で)一番に手を挙げて、(子供達の被爆をミニマムに抑える為に)追加情報をインプットさせて頂いていました。
校長先生が引継いでお話されていた間中、「(ご講演内容を否定することなく)短時間で何を如何に効果的に伝えられるか」一所懸命考えていました。

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