2011年10月31日月曜日

「上下水道局の浄水発生土及び下水汚泥等の現状について」追加質問回答

「上下水道局の浄水発生土及び下水汚泥等の現状について」追加質問に対する回答もらえました。

9月23日追加質問 ⇒ 10月20日回答 ほぼ1ヶ月所要 がやっぱり残念。
初回質問に対する回答は
7月29日質問 ⇒ 9月20日回答 ほぼ2ヶ月所要 がまず非常に残念。ってコメントしていました、、。
http://utsunomiya-save-child.blogspot.com/2011/09/blog-post_23.html

市民を馬鹿にしているとしか思えないこの対応、なんなんだろう??


◎ 回答メール from 上下水道局 2011年10月20日  

質問は太字表記
気になる所は赤字・下線表記
追加質問予定場所は青字下線表記



宇都宮市上下水道局の浄水発生土及び下水汚泥等の現状について(追加質問)



宇都宮市上下水道局の浄水場及び水再生センターから発生する浄水発生土及び下水汚泥等の保管・管理に関する追加質問について,下記の通り回答いたします。

       保管する放射線汚染物質(上水発生土、溶融スラグ)からの外部への放射線流出がないことの証明:測定結果
*線量が高い(溶融スラグの)場合は、含まれる核種の同定も必要と思います

(1)  浄水発生土
浄水場の敷地境界において空間放射線量を定期的に測定しており,9月の結果は次のとおりです。



敷地境界(単位:μSv/h)
松田新田浄水場
0.13 ~ 0.27
今市浄水場
0.17 ~ 0.37


(2)  溶融スラグ
溶融スラグは,栃木県が管理する栃木県下水道資源化工場で生成され,現在,同工場及び同じく栃木県が管理する県央浄化センター(上三川町)に保管されています。放射線量の9月の測定結果については次のとおりですが,過去の数値と合わせて栃木県のホームページに掲載されておりますので,詳細につきましては栃木県のホームページをご確認ください。



敷地境界(単位:μSv/h)
下水道資源化工場
0.10 ~ 0.19
県央浄化センター
0.09 ~ 0.24


※栃木県ホームページ

       基本的なデータ一式: 3・11以降の上水発生土・溶融スラグの ①放射線測定値の推移、 ②一日当たり発生量とこれまでの積算保管量

(1)  浄水発生土
各浄水場の浄水発生土の放射線量は,次の通りで,時間経過とともに,減少しております。
     松田新田浄水場
放射性物質濃度 16,400 Bq/Kg(5月上旬)→ 1,320 Bq/Kg(9月下旬)
発生量 約4t/日(平成22年度実績)
積算保管量 約650t(9月末
     今市浄水場
放射性物質濃度 36,000 Bq/Kg(5月下旬)→ 10,700 Bq/Kg(8月下旬)
発生量 約0.3t/日(平成22年度実績)
積算保管量 約44t(9月末




(2)  溶融スラグ
溶融スラグの放射性物質濃度につきましては,溶融スラグを生成する栃木県下水道資源化工場を管理する栃木県が,5月3日から毎月測定し,その結果を栃木県のホームページに掲載しており,概要は次のとおりです。詳細につきましては,栃木県のホームページをご確認ください。

放射性物質濃度  28,000 Bq/kg(5月下旬)→ 12,000 Bq/kg(9月下旬)
発生量      約12t/日
積算保管量    約1,520t(9月末)

※栃木県ホームページ

       保管している高濃度の放射線汚染物質の最終的な処分計画:いつ・どこで・どんな風に処分するのか

  浄水発生土及び溶融スラグともに,放射性物質に汚染された廃棄物については,国が処分すべきものと考えておりますが,処分先が確保されていないことから,具体的な処分先を早急に示すよう,国に対して引き続き要望してまいります。

       従来の利用法(セメントへの混入、下水道工事への埋め戻し)の計画:放射能汚染レベル(核種と基準値) と 日程見通し

(1)  浄水発生土
セメントの材料への混入につきましては,セメント製品のクリアランスレベル(放射性物質として扱う必要がないレベル)以下になる必要があることから,放射性物質濃度を測定するとともに,セメント事業者等と受け入れについて協議しております。

(2)  溶融スラグ
今後の溶融スラグに関する下水道工事への埋め戻し利用につきましては,クリアランスレベル(放射性物質として扱う必要がないレベル)を含め,再利用の基準が国から示されていないところですが,現在,栃木県において定期的に溶融スラグの放射性物質濃度の測定を行い,データ管理をおこなっております。

       (放射線測定値の推移などから推測される)今後の放射線汚染物質(上水発生土、溶融スラグ)の発生量・保管方法・保管期間の見通し

(1)  浄水発生土
今後の発生量につきましては,松田新田浄水場で1日あたり約4t,今市浄水場で約0.3tです。保管方法につきましては,引き続き各浄水場内仮置き場での保管を予定しております。なお,保管期間につきましては,未定です。

(2)  溶融スラグ
今後の発生量につきましては,最大で1日あたり12t発生し,保管方法につきましては栃木県内の下水処理場での一時保管を予定しております。なお,保管期間につきましては,未定です。



       (コンテナがなくなって暫定措置として使っている)袋の耐久性:どの環境下で・何年のメーカ保証があるか?

(1)  浄水発生土
袋の耐久性は保管環境等で違いがありますが,大型土のう袋に詰めたものをシート等で遮蔽して紫外線の影響を少なくするよう保管するとともに,職員が巡回して安全点検をしています。

(2)  溶融スラグ
溶融スラグの保管につきましては,三重包装の袋に詰めたものを,遮水シートで覆い,建屋内に保管するとともに,職員が巡回して安全点検をしています。




上水発生土および溶融スラグの放射能汚染レベルは依然非常に高く(1,000~10,000Bq/kg程度)、適正な保管・管理が必要です。
もう少し、保管の様子について確認をとりたいと思います。

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