2011年9月23日金曜日

「上下水道局の浄水発生土及び下水汚泥等の現状について」質問回答

「上下水道局の浄水発生土及び下水汚泥等の現状について」質問回答もらえました。
返信した追加質問と共に以下、転送します。

7月29日質問 ⇒ 9月20日回答 ほぼ2ヶ月所要 がまず非常に残念。

◎ 回答メール from 上下水道局 2011年9月20日  

(代行者):教育企画課  (ご担当者名前削除しました)

松本 様

お世話になります。
先日,ご質問のありました件につきまして,
上下水道局から回答を得ましたので
メールいたします。

担当課は下記の通りです。
浄水発生土(上水道):上下水道局 配水管理センター
下水汚泥(下水道) :上下水道局 下水道施設管理課



宇都宮市上下水道局の浄水場及び水再生センターから発生する浄水発生土及び下水汚泥等の保管・管理の現状は以下のとおりです。

1 水道施設における浄水発生土について
 ・ これまで,浄水発生土はセメント材料として有効利用してきた。
 ・ 放射性物質が検出されたため,セメント製造業者への受入が中止されたため,各浄水場内に保管している。
 ・ 浄水発生土の保管は,袋詰めやコンテナ等による飛散防止措置を講じ,安全性を確保しながら仮置場に保管している。
 ・ 今後も,浄水発生土中の放射性物質濃度や敷地境界付近での空間放射線量の測定を実施し,適切に対応する。

 ※ 浄水発生土とは
  浄水場内において,取水した原水や水道水をつくる過程で取り除かれた河川中の濁り(土砂)や浄水処理に用いられた薬品類などの沈殿物を集めて脱水処理したもの


2 下水処理施設における下水汚泥等について
 ・ これまで,下水汚泥等は栃木県下水道資源化工場で溶融スラグ化し,下水道工事の埋め戻し材として有効利用してきた。
 ・ 放射性物質が検出されたため,資源化工場内で保管してきたが,満杯となった。
 ・ 県と県内23市町で構成する栃木県下水汚泥資源化推進協議会で,川田水再生センターを含む,県内6か所の下水処理場に分散保管することとなった。
 ・ 今後,飛散や雨水の浸入を防止するための仮置場を整備し,耐久性の高い袋にスラグを詰めて,安全性を確保しながら保管する。
 ・ 今後も,下水汚泥中の放射性物質濃度や敷地境界付近での空間放射線量の測定を実施し,適切に対応する。

 ※ 溶融スラグとは
  下水の処理に伴って発生する下水汚泥を焼却後,その焼却灰をおよそ1300度から1500度の高温で溶融して作った粒状のもの


◎ 追加質問メール to 上下水道局 2011年9月23日
教育企画課 (ご担当者名前削除しました)

いつもお世話になっています。

上下水の件、回答ご連絡ありがとうございます。 丁寧にまとめて頂いていて、素人でも良く内容理解できました。

早速ですが、以下、追加質問、お送りします。

◎保管する放射線汚染物質(上水発生土、溶融スラグ)からの外部への放射線流出がないことの証明: 測定結果
 *線量が高い(溶融スラグの)場合は、含まれる核種の同定も必要と思います

◎基本的なデータ一式: 3・11以降の上水発生土・溶融スラグの ①放射線測定値の推移、 ②一日当たり発生量とこれまでの積算保管量

◎保管している高濃度の放射線汚染物質の最終的な処分計画: いつ・どこで・どんな風に処分するのか

◎従来の利用法(セメントへの混入、下水道工事への埋め戻し)の計画: 放射能汚染レベル(核種と基準値) と 日程見通し

◎(放射線測定値の推移などから推測される)今後の放射線汚染物質(上水発生土、溶融スラグ)の発生量・保管方法・保管期間の見通し

◎(コンテナがなくなって暫定措置として使っている)袋の耐久性: どの環境下で・何年のメーカ保証があるか?

◎勿論、上記、全ての情報公開を求めます

よろしくご検討下さい。 必要に応じて、担当部署との直接面会に出向きます。

取り急ぎ、お礼方々ご連絡いたします。

今後ともどうぞ宜しくお願いします。

松本

追記: 以下、(相変わらず愚直に^^|)、率直な感想・個人見解をお伝えします。

表面的にはよく整理された解りやすい説明ですが、一般論の範囲内の説明に終わっていて、具体数値による安全確保や後の見通しなどの説明が欠如しています
 
一次回答としては、あの程度の内容に収められるのが通常なのでしょうか。
私の質問範囲などは、既にご承知頂いていると思うので、どの程度レベルまで踏み込んで説明頂けるか、期待していました。

メール文書での質問は7月29日に出しており、ほぼ2ヶ月!長く待った割には、手持ち資料の殆どを表に出してもらえなかったのかなぁ?って思っています、、。

その辺り、行政の面倒くささ^^| また、ご相談させてください ^O^

どうぞ宜しくお願いします。

2011年9月15日木曜日

報告: 陳情書 の追加コメント

おはようございます^O^
先の報告に対して、「コメント過激すぎるんちゃう?」、「行政との関係悪化につながって、結果、むしろ悪い方に作用するんちゃう?」って、腐心いただいて、コメントくださいました。

いつも仕事の合間を縫って熱心に動いてくださって、日ごろから感謝のやまない敬愛するお仲間からのコメント(^O^)、レス頂いたことに感謝、返信コメントしました。 




凶と出る可能性はわかっていました。
(単純に悲しみや怒りをぶちまけるのではなく)いろんなジレンマを抱えての投稿である事は察して頂けるかと思います。

ただ、自分の中で処理し切れていない苛立ちを、毒や棘として、随分たくさん文章の中に残していたことは、ご指摘の通りだと思います。


何かの行動選択をした時に、「得るものと捨てるものが同時に存在する」 ことはよくあることで、今回の投稿も 「あえて起こした問題提起」 です。

「このままではいけない!」 と思う気持ちが強く、起爆剤を投じてみたかったのです、、。

それは、メインは行政と議員さんに対しての問題提起です。
 ⇒ 先方から連絡を頂いて、行政とは早速今日(15日)話しにいってきます。
   関係再構築の第一歩と思っています ^O^  えへっ

同時に、私たち親や会のメンバーに対しても問題提起してみたかった思いもあります。 だからわざわざMLに書いたのですが、、。


聞いてもらえているものだと思って行政や議会に声を上げても、正直、闇に葬り去られたり・無視されたり、まともに向き合ってもらえていない現状があることを、陳情書を通じた一連活動で思い知らされました。

一方で、親たちの無邪気な行動が無邪気なままで捨てられてはいけない、 と思います。

だから、本気で声を通したいのなら(本気で子どもを守りたいのなら)行政のことも知って、議会のことも知って、その上で(実りがあるように周到に仕込んで?)行動を起こす必要があると思います。

以前にもお話した通り、役所へは証明書をとりに行ったことしかなく、選挙は行くか行かないか迷うぐらいの、人でした、、。
学校の担任の先生のお名前も知りませんでした、、。

そんなことで、今回の一連行動は色んなことがNewで、よそのお母さま方とこんなにたくさん話したのも当然初めてで、「いつの間にか、まさかこんなことになるとは、、」 と妻と笑って話していました。

自分もそんなだから、今回の問題提起に、多くの方が 「引く」 ことも十分よくわかります。 それをわかって、投稿しようと思いました。


会のメンバー全員が行政とのやり取りに奔走する必要はなくって、(今まで通り)一部メンバーでいいと思っています。
エネルギーいっぱい使って疲れるし、、みんながやる必要はなく、誰か(エネルギーのあまった人が?)がやればいいと思います。

ただ、行政との交渉について、ある程度現実を知っておいた方がいいんじゃないか? と思いました。
(僕が)今回の一連行動でクラッシュしたことを知ってもらった方がいいと思いました。

なぜなら、今後も行政とは継続的に関わり続けないといけないから。

現実を知った上で、よりスマートに・より効果的に行動し、より協調的に関係構築するように考えていったらいいと思います。


実は、1週間ほど前に 「会の代表を降りること」 を妻に相談していました。

必然の流れとして、行政訪問や議員訪問などの行動選択して行くことになりましたが、(怒られるかもしれませんが)総じて言うと、(会のメンバー多数を占める)お母さんたちは行政交渉・議会交渉などの動きにあまり前向きでないと思います。

(今日は何を食べさせるかから始まって?)一番身近なところで子どもを守る日常行動をしているのがお母さんです。 なにより一番大切なことです。

議員さんと話すとか、相容れない部分があるだろうことは想像がついて、特に僕が 「あたりが強い」 と思われる行動選択をした時、「引く」 お母さんもいることは想像できます。
 *だんだん慣れてきているみたいですが、うちの妻もそうですし、、

それなので、妻に話していたのは、
「僕は代表降りて、会はもっと温かい感じでお母さんの集まりにした方がいいんちゃうかなぁ? 行政交渉は(会の意向は聞いておいて)必要に応じて僕が個人的に続けてもいいんやし、、」
というようなこと。

だって、正直、議員さんとのやり取りの報告とか、楽しくないでしょ?
対して、買い物情報とか、身近なところで必要とされている情報は嬉しいじゃないですか。

でも、「給食食材の測定実施とか、行政に要求も出したいよねぇ」って話もあって、そんなことを今回の陳情のように真面目にやり出すと、先のようなつまんない話が出てくる、、。
要は、その辺のジレンマを感じてきているのです、、^^|


メンバーにとって凶と出たと見るかどうかは微妙で、少なくとも最後まで読んでくれたら、起爆剤の仕掛け人としてはまず第一目的達成です。
その上で、「ああ、そうなんや、知らんかったわ」って、今後の動きに約立てようとする方や、  やっぱり「嫌やわ、見たないわ」って思う人もいると思います。

それで、「やったるでぇ!」っていう思いを持った人や、「そんなもんやで、」って冷静に受け止めている人が、これからも行政交渉を続ければいいのではないでしょうか?


良い悪いは別にして、行政交渉・議員交渉については、結果的に僕の単独行動が目立ってしまっていると思います。
だから、(なんとなく申し訳ない気がして、、)メンバーの方がコメントしにくいことは想像がつきます。

でも、どうか躊躇なされないで下さい。 そうなってしまったら、僕の投稿は本当に「せーへんかった方が良かったんかなぁ、、」になってしまいます。 じゃんじゃん投稿してください\^O^/
いろんな意見があってしかるべきですし、また、双方議論を通してより良い関係が生まれると思います。

僕は行政とも仲良くやれると思っています ^O^
議員さんとも、これまでもマンツーマンで話すとそんなに感じ悪くないです。 相手の目を見て真剣に話せば、お互い心は通じます。

2011年9月14日水曜日

報告: 陳情書

12日、文教・常任委員会の審議の結果、私たちの陳情は採択には至らず、継続審査となりました。

「1日10件の測定ができるようになる」という市の説明通り、前進であることには違いありませんが、個人的には、先日の新聞記事にあった施策(シンチレータ1台購入)でお茶を濁された感じがしています。
放射能汚染の問題は多岐に渡り、陳情案件は緊急・重要な課題として焦点を当てて取り組んできましたが、あくまで1ステップとしての位置づけでしかありません。
今後も、質問書・要望書などの形態で継続的に行政との交渉を続けていくことが必要です

市政は最終的には行政執行部の判断に負う所が大きく、民意反映してもらう為には、行政との建設的・協力的な関係構築が必須と思っています。
この姿勢は6月に教育委員会と話を始めて以降変わりありません。

私たちが守りたいのは子どもたちの健康です
(行政交渉や議員相談の煩わしさに振り回されることなく)その目的だけに意識を集中させて、これからも活動を続けていけたらいいかと思います

今回の一連の活動を通じて、行政との交渉の難しさを実感しましたが、諦める訳にはいきません。

今日初めてお会いできたので、教育委員会・学校健康課長にも、行政/市民の建設的・協力的な関係構築が必要と考えている旨をお伝えし、挨拶してきました。

以上、取り急ぎ、陳情の審議について報告いたします。



以下は、政府交渉の難しさを感じた実態の報告です。
あまりハッピーな内容でないので、興味のある方だけ、お読み下さい。

◎『行政は市民に対して閉じている』 『行政は手の内を見せたがらない』 ことを思い知らされました。
・陳情内容に対して、行政執行部(教育委員会・学校健康課)は議会から常任委員会の場で参考意見を求められることを知っていました。

・それなので、議員さんへの働きかけと合わせて、私たちは「議会に対して妥当な提案をしてほしい!」という思いで、陳情内容の必然性や具体施策案の説明を続けてきました
その中で、できる限りの情報提供をし、理解を求め、行政として妥当な検討・施策を求めてきました

・常任委員会を前に双方向の議論を求めて、「提案内容をお聞きして、意見交換したい」として懇談を申し込みましたが、「まだ提案内容が決定していない」として一旦断られました。
対して「提案内容見直しの余地があり、意見交換するにはむしろ好都合」ということで執拗に申し込み、9日(金)に会合しました。

・9日(金)当日の会合では、会からの提案としてシンチレータ10台購入の案について、測定時間(16分)、一日当たり測定件数(24件)、予算430万円についてもお話し、参考資料も残してきました。

◎行政との会合翌日10日(土)に市の施策(シンチレータ1台購入)の新聞報告があり、2つの意味で失望しました。
・1つには、購入台数が圧倒的に少ないこと。 

・県下では鹿沼市が給食食材の自主測定実施を決定しましたが、導入機器数を学校数で割った導入比率で見ても圧倒的に機器数が少ないようです。

・議会で参考意見を求められて「何もしようとしていない」という状態では行政として格好がつかないから、まずは1台購入という既成事実を作ってお茶を濁そう、という風にも見えます。

◎失望した理由のもう一つには、行政と市民の間の信頼関係に大きく傷をつけられたということ。
・10日(土)の新聞報道により、まず「まだ提案内容が決定していない」と言っていた会合拒絶理由が虚偽であったことが判明しました。 民意など反映される余地なく、実は全て決まっていたことを思い知らされました

・会合では、行政から議会に提出する提案内容について何度質問をしても、はぐらかしを続け、決して提案内容を教えてくれませんでした
市民側からの要望を受けても、行政で検討した内容を一切公開せず、同じテーブル上での議論を拒否する姿勢が明らかになりました。

・会からの測定時間・件数の説明「測定時間(16分)、一日当たり測定件数(24件)」についても、会合では議論を避けてノーコメントでした。 しかし、翌朝の新聞報道では「測定時間(30―60分)、一日当たり測定件数(10件)」とされています。 12日の議会コメントも同じでした。

常任委員会では市民は傍聴者でしかなく、教育委員会がどんな提案をしても一方的に聞くだけで、発言権は認められていません
だからこそ、事前の自由な意見交換を求めてきていたのに、なぜ持論をひた隠し、市民との議論を避けるのか

新聞報道を見て、だまし討ちに遭わされた気がしました
6月以降、何度も役所に足を運んで、電話やメールでも相談を続け、個人的には信頼関係を築いてきていると感じていただけに、あまりに市民を馬鹿にしたような対応に直面させられ、悲しかったです、、。

◎会合を振り返って、行政の危機意識にも疑問を感じました。
・会合で「会の動きによって行政が動かされた。会の勝ち。」とコメントされましたが、市民からの声が上がらなかったら自主測定を実施する意思が全くなかったということでしょうか?
もし本心から来るコメントであれば、危機意識の欠如甚だしい状況です。 そんな筈はないと思います。

・陳情内容の必然性や重要性を理解頂きたく、私たちが集めてきた参考資料を行政や議員さんに提出させて頂きました。 意識したのは、
○汚染の状況、被爆の危険について、誰が見ても分るような客観証拠を集めること
○行政・議員さんが目を向けてくれるように、なるべく文科省、厚生労働省、農水省など国からの発信情報を引用すること
○出展の不明な文献は(なるべく)用いないこと
○「問題提起から現実的な対策の提案まで」、起承転結で資料を並べて、伝えたい結論をまとめること
○(宇都宮の行政施策が遅れている実態を問題提起するために)他の自治体の施策事例をたくさん盛り込むこと でした。
ただただ、必死の思いを伝えたかったのです。
・資料は全部で100ページぐらいになったと思いますが、資料について(恐らく冗談で)「全部は見られないですよ」とコメントされました。 こちらが提出するレベルの情報・知識ぐらいは既に知っておられて当然の話で、もし本気で「全部見られない」と仰っているのなら、業務の怠慢です。

・学校健康課が扱う内容は放射能汚染の問題だけではないことは当然ですが、業務範囲内、それも今や重大な位置づけにあるべき業務だと思います。
私たち市民グループでは普段の仕事とは別に、子どもを守りたい危機意識だけでプライベートの時間で勉強を積んでいます。
危機意識の欠如から来るそのような言い訳は決して認められるものではありません。

◎陳情は子どもたちを守る親の一方向からの提案であることは理解しています。
・行政では、市の予算など、私たちが勘案できない内容も総合的に検討して、施策決定するものと思います。

・しかし、市民の要望や問いかけに対等に向き合い、答えようとしないこれまでの姿勢は役所の怠慢であり、職務を果たしていないと思います

「まともに向き合って答えられる状態にないから、直接議論を回避しようとしている」ように見えます

・放射能の専門家でない教育委員会がこの未曾有の大惨事に対して、なんの迷いもなく独自の前衛施策を次々と繰出せるとは正直思いません。
そういった状態を責めようとは決して思いません。

・逆に、だからこそ行政・市民・専門家・利害関係者などが集って、オープンに話し合う場を設定することが必要だと思います。 子どもの健康を守り、農家・酪農家などの利害関係者を守り、地域社会を支える為に、協働が必要だと思います。
*上の意図で、県のプラットフォーム事業にもテーマ応募し、現在、審査結果を待っています。

・6月に初めて教育委員会に話に行った時から、『子どもの安全に関して学校任せ・行政任せではいけない。 大人全員が主体的に考え・行動することが必要。 みんなで話し合う必要がある。 行政と建設的・協力的な関係を築いていきたい。』 ことを言い続けています。

・早く通じてほしいと思います。

◎結論、私たちの市政を支える行政の実態についても現実直視から始めないといけないと思いました。
その上で、行政と市民が距離を縮められるように、そして市政に民意を反映してもらえるように、私たちが行政に働きかけることが必要だと思います。
「子どもの健康を守る。 農家・酪農家などの利害関係者を守る。 地域社会を支える。」 これらのことで、みんなの利害は一致しています。
あとは、みんなのバランスポイントを探って具体施策を検討すればいい。
その為に、まずはみんながオープンに話せるような土台作りが必要です。


◎行政交渉と並んで、議会機能についても、考えさせられました。
常任委員会での行政・執行部(教育委員会)に対する訴求・質問があまりにも甘い!
 端的にいうと、十分な議論を尽くすことなく、あの程度の審議・議論しかなされないで議会結論が出されて、市政反映されると知って、恐ろしい状況だと思いました

・シンチレータについての行政説明も理解できず、勘違いしてゲルマニウム半導体検出器のことを持ち出して「測定に3時間かかるということでは、現実的には問題がある」と言う様なコメントをする議員さんがいました。
全く不勉強で、陳情の中身を理解できていない議員さんには、市民代表として陳情内容を審査する資格がありません!

・「陳情項目の精査に当たって調べた内容をベースに、その必然性や実行性についてより詳しい説明をさせて頂きたい。 議会で審議がなされる際の一助となることを願ってのお願いです。」として全8会派に面会を申し込みましたが、この会派だけは面会に応じず、2度の申し込みに対して、回答連絡すらありませんでした。
結果、議論できる土俵に上がることすらできていない状態。

・更に追及すると、他の議員の方も、あの様なコメントを見過ごすのは同罪じゃないかと思います。
事前勉強含めてもっと真剣に検討・審議してほしいし、他会派・他議員の不勉強を叱咤するぐらいの勢いがほしいです
議員同士が仲良しクラブでは困ります

・常任委員会では測定の必然性に関する議論が殆どなされなかったことが非常に残念です。
継続審査になったので、明日から早速、追加検討してくれる様に働きかけたいぐらいの気持ちです。

・各議員さんに投げかけたい質問として、
 ○「安心と安全」は異なるという認識を持っているのか?
 (国は「安心」を与えようとして、しきりに安全神話を吹き込もうとしているが、)市場流通する食品に対してサンプリング測定される数が圧倒的に少ない状況をどのように理解しているのか?
 その結果として、セシウム牛が学校給食を含め市場流通してしまった問題をどのように見ているか?
 食品の安全保障が不足しているという認識を持っているか
 或いは、このままで安全確保できていると思っているのか?
○他府県や県下でも多くの自治体が自主測定を始めている実態をどのように見ているのか?
 宇都宮では国からの指示が下りるまで自主的には何もしないままで良いと思うのか? シンチレータ1台で事足りると思っているのか?

・現在の食に安全に関して、どのような現状認識の下に、今回の陳情案件(給食食材の測定)の必然性を検討しようとしているのか?
議員さんごとの認識は異なるはずです。 ですが、これに関しては一切話されませんでした。

・「心配する親の気持ちを察する」というコメントが続発しましたが、チェルノブイリでは実際に健康被害に遭っている子どもたちがたくさんいることを知らないのでしょうか?

空虚な言葉で「安心」を与えようとせず、まず具体的な施策によって「安全」を確保すべきです。 そうすれば自ずと安心はついてきます
風向き予測その他、情報隠蔽体質が良く知られてしまった今、国の安全神話を鵜呑みにしない国民は増えています。

・本来、必然性有無で採決の可否判断されるところが、実際には実現性判断が大きく影響することは、先に聞いていました。
・その通りの結果になったようで、枕詞のように「願意はよく理解できるが、、」とコメントして必然性に関する見解を一気に省略した後で、釈然としない空虚なコメントを続ける議員さんが大多数であると感じました。 

・そんな中で目を引いたのは、「(100%の検査実施は現実不可能な為に)陳情書の中の「必要数」と言う言葉に引っかかりはあるが、宇都宮市として今後、より安全を保障する体制を作っていこう! と言う『意思表示として』この陳情は採択すべきと考える。」と仰った議員さんのコメント。
・私たちの意思と合致するコメントであると思いました。

・また、真摯で慎重な審議をして頂きたい思いで、議員さんに対しても同じく、陳情内容を説明しました。
更に一歩進んで、各会派で検討いただいている内容をお聞きして、意見交換する懇談会の設定も申し込みました。
・これに対し、行政と同じく、市民との直接の意見交換を頑なに拒否する姿勢が一部有力会派に見られました。 なぜ市民代表である議員さんが市民との直接対話を拒まれるのでしょうか?
・やはり「まともに向き合って答えられる状態にないから、直接議論を回避しようとしている」ように見えますが、実際はどうなのでしょうか?

・常任委員の方々に参考人制度の適用を強く求めてきましたが、これも叶いませんでした。
先述の審議するに資格すらない様な議員さんがいる中、陳情者には参考意見を提案する機会も許されず、指を加えて空虚な議論を見守るしかなかった、非常に辛い委員会でした。


以上、私の所感に対して、行政担当者や議員さんからの異論・反論などフィードバックコメントを求めてみようと思います。
「乗り越えないといけない壁」ぐらいに思っています。

2011年9月7日水曜日

自由民主党議員会、市民連合、日本共産党、議会改革クラブ 4会派訪問

引き続いて、議員さん訪問の経過報告します。

◎31日 13:30-14:00 自由民主党議員会、市民連合、日本共産党、議会改革クラブ 4会派訪問

会派: 各会派1~3名出席 *名刺頂けなかったので全員名は不明
宇都宮・子ども: 飯野さん・手塚さん・堀井さん・鈴木さん・松本 4名

広い会議室の通して頂き、10名近い議員さんに対して、手塚さんや鈴木さんに補足・援護を頂きながら、会の説明、陳情内容の説明をさせて頂きました。

陳情の内容に対して特に質問はなく、「お聞きした内容を各派持ち帰って検討します」ということでした。

*共産党の福田幹事長から、聞き忘れた内容についての質問ということで後に電話頂き、測定実施についてより具体的な機器選定や実施方法についてお話しました。


訪問ではもち時間に余裕ができたので、「広く放射能汚染問題に対して各会派のお考えをお聞きしたい」という議題提起をしましたが、今回の面会の趣旨から外れた議題で「いきなり言われても、、」みたいな感じで、お答え頂けなかったです。


面会申し込みに
「陳情内容の必然性や実行性を裏付けるこれら資料をベースに、陳情内容についてより詳しい説明をさせていただきたいと思っています。
議会で審議がなされる際の一助となることを願ってのお願いです。」
と書いた、状態がそのまま再現された感じ、というのが全体通しての印象でしょうか、、。

議会改革クラブと共産党を除いて、「自らの危機意識において考え行動を起こす意思がない」ように見えるというのが、愚直な感想です。

私が情報共有させて頂いている「上尾・子どもを放射線から守る会」で協力的な立場にいらっしゃる秋山議員は、(チェルノブイリ事故の時以来)ご本人の危機意識で活動なされており、議会質問での勢いは動画で見ましたが、迫力あり気概を感じます。
勿論、よく勉強をなされています。

対して、今日「市民から上がってきた声(陳情書)を見てあげる」という、評価者側の立場(上から目線)での聞き役・受身姿勢、を感じたのは私だけではなかったようです。


このままではまずい、と思いました。
やはりバックアップ資料を準備して、「客観証拠からみて、陳情内容は可決されるべき」という風に誘導すること。
それと、現場責任者や有識者から「賛同コメント」をもらうこと。 を進めていきたいと思います。

以上、本日31日 自由民主党議員会、市民連合、日本共産党、議会改革クラブ 4会派訪問の報告です。


追記:
上の報告は主観コメントを多く含んでいるので、一緒に行って頂いたみんなに 「僕はこんな印象だったけど、どんな風に感じた?」 って聞いてみましたが、みんなほぼ同じ印象でした。

議会改革クラブ訪問

陳情書可決に向けての活動の一つ、議員さん訪問の経過報告します。


◎26日 11:30-12:00 議会改革クラブ訪問
会派: 西代表、遠藤幹事長、久保井議員様 3名
宇都宮・子ども: 松本1名

私たちと同じ考えで活動をしてこられた会派で、
・学校や公園できめ細かな外部線量測定を実施されています
 ⇒ 2名の方がガイガーカウンターを個人所有、1名の方がガラスバッジを所有されています

・教育委員会に(線量が高い上河内地区の)校庭表土の削除を申し出されました
 ⇒ 国の基準に従って削除不要判断で断られました。「それじゃぁ」ということでボランティアで自主的に削除しようとしたら、止められたらしいです、、。

・上下水汚泥の問題についても対策を検討されているようです
 ⇒ (超高濃度)汚泥が満載されたコンテナがずらりと並んだ様子を写真で見て、げんなりしました、、。


宇都宮・子どもの会の紹介をさせて頂いて、陳情内容の説明をさせて頂きました。
⇒「議員が単独で声を上げても行政は動かない」、「市民の声が上がってきて初めて行政を動かすことができる」
と言われ、私たちの会の発足を歓迎して、活動を奨励する言葉を頂きました。

先日MLで紹介させて頂いた給食・牛乳のAERA記事をご提供下さったのも同会派です。

放射能汚染の問題に対して非常に意識高く取り組んでおられる様子がよくわかり、今後同問題について議会審議頂くにあたって、同会派みなさまの存在をとても心強く感じました。

以上、26日 議会改革クラブ訪問の報告です。

各会派議員との面会

陳情書可決に向けて、各会派議員の個別訪問を始めたので、お知らせします。
25日に8会派47名の宇都宮市議会議員様宛てに「面会申し込み」のメールをお送りしました。
*下に添付

これに対して、4会派から26日即日で回答をもらいました。

◎議会改革クラブ: 西代表から連絡を頂き26日早々に面会を実施しました ^O^

◎自由民主党議員会・市民連合:
 自由民主党議員会・阿久津均幹事長から連絡を頂き、31日の面会をアポ取りしました。
 *市民連合も一緒にお集まり頂くことになっていますが、他の会派が更にあいのり参加される可能性もあるとのこと。

◎うつのみや維新の会: 塚田様から「日程調整して後日連絡します」との連絡を貰いました。


議会改革クラブとの面会では、放射能汚染の問題に対して非常に意識高く取り組んでおられる様子がよくわかりました。
今後同問題について議会審議頂くにあたって、同会派議員方々の存在をとても心強く感じました。
面会の様子については、別途報告します。

以上、取り急ぎご報告まで

---------- 転送メッセージ ----------
宇都宮 市議会議員各位様
(この文書は8会派47名の宇都宮市議会議員様宛てにお送りしています)

面会申し込み

拝啓 残暑の候 皆さま方におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。

私たちは「子どもに安全な環境を創りたい」という宇都宮市の親などが集まって7月15日に発足した団体です。

本日、9月定例会への陳情書を提出してまいりました。

陳情項目の精査に当たって調べた内容について、別途、参考資料として纏めております。
陳情内容の必然性や実行性を裏付けるこれら資料をベースに、陳情内容についてより詳しい説明をさせていただきたいと思っています。
議会で審議がなされる際の一助となることを願ってのお願いです。

ついては、市民グループとして面会を申し込みますので、面会に応じてくださるかどうかの意思表示と日程の設定をお願いいたします。

各会派・幹事長様よりメールにてご連絡ください。
日程については、常任委員会開催(12日)までの極力早期実施を希望いたします。
文教消防水道常任委員会で諮問される可能性が高く、極力同委員の出席をお願いします。

以上 会の趣旨をご理解頂きご協力いただけます様、なにとぞ宜しくお願い申し上げます。

添付資料:
1:会の案内資料
2:陳情書

敬具
平成23年8月25日

宇都宮・放射能から子どもを守る会 代表 松本 克也

陳情書提出

今日(8月25日)11:45に議長に手渡しで陳情書を提出し、内容を説明してきました。
 *陳情書はブリーフケースより確認下さい ⇒
http://groups.yahoo.co.jp/group/Utsunomiya-Save-Children/files/

小林さん、飯野さんと可愛いお子様2人、と私の計5人で、行ってきました。
小林さん、飯野さん、 お忙しい所、ありがとうございました。 もえちゃん、ゆめちゃん、 ありがとう \^O^/

初めて入った議長室はとても明るく広く立派でした。
初めに飯野さんのお子様の学年を聞かれ、議長のお孫さんも小学生以下3人いらっしゃる事をお話される中、穏やかに話をスタートしました。

会の紹介をした後、陳情の内容を読み上げ、その必然性や重要性について説明しました。

給食に焦点を絞っている理由を聞かれ、年齢の感受性や内部被爆の危険性について話し、小中学校に対する市の施策は(独立性の強い)幼稚園に対しても波及効果は大きいであろうことを説明しました。

(言葉そのままには記憶していないですが)「妥当な提案だと思います」とのコメントを頂けたので、少しほっとしました。