2011年12月7日水曜日

山本太郎さんと高木学校・瀬川嘉之先生の共同講演会

11月5日の山本太郎さんと高木学校・瀬川嘉之先生の共同講演会の内容をYou Tubeにアップしてもらいました。
パネラーとしてご参加頂いた福島原発行動隊の広報活動をされている原伸介さんのお話もあります。

参加できなかった方、ご興味のある方、ご覧になって下さい ^^ 11年11月05日 山本太郎講演会[1/6]~代表挨拶
http://www.youtube.com/watch?v=sWoIfLHwND0
11年11月05日 山本太郎講演会[2/6]~山本太郎講演1
http://www.youtube.com/watch?v=PfH1jdqbKVI
11年11月05日 山本太郎講演会[3/6]~山本太郎講演2
http://www.youtube.com/watch?v=-XkEN7RiBzA
11年11月05日 山本太郎講演会[4/6]~瀬川嘉之講演1
http://www.youtube.com/watch?v=ch2CorRhocQ
11年11月05日 山本太郎講演会[5/6]~瀬川嘉之2
http://www.youtube.com/watch?v=zVTVD1LTVTQ
11年11月05日 山本太郎講演会[6/6]~原伸介講演
http://www.youtube.com/watch?v=eig7HP2nn-w

2011年11月17日木曜日

今中哲二氏講演会のご案内

今中哲二氏講演会のご案内です。

************* 以下転送歓迎です  *************
==================================
私たちは放射能とどう付き合っていくか
~今中哲二と地域住民で考える集い~
==================================

【日時】12月6日(火)13:30~17:30
【場所】黒磯文化会館小ホール(那須塩原市上厚崎490)
【入場料】700円 (小学生以下無料 託児有・要予約)
   ※途中からもご入場いただけます

【内容】
13:00開場
13:30~一部:基調講演
 「放射能汚染のリスクを自分で考える~5年後、10年後を見据えて~」
 今中哲二氏(京都大学原子炉実験所助教)
15:00~二部:現地活動報告会
 ①「汚染状況《那須を希望の砦にしよう》の活動を通して」
  藤村靖之氏(非電化工房主宰)
 ②「農地の除染の可能性 菜種、向日葵、大豆プロジェクト」
  稲葉光圀氏(民間稲作研究所理事長)

16:30~三部:パネルディスカッション
 「わたしたちの健康を守るために、どのように放射能と付き合っていくか」
 パネラー
今中哲二氏、藤村靖之氏、稲葉光圀氏、荒川朋子氏(アジア学院副校長)
ファシリテーター
 山口敦史

【講師プロフィール】
・今中哲二氏
 (京都大学原子炉研究室助教 原子力工学専門家)
 大学時代より日本の原子力開発の在り方を疑い、原子力の利用に
 ともなうデメリットの研究に従事。広島・
長崎原爆による放射線被爆
 量の評価、チェルノブイリ原発事故影響の解明、セミパラチンスク
 核実験場周辺での放射能汚染調査などを行なっている。


主催:今中哲二講演会実行委員会那須
後援:アジア学院、那須塩原放射能から子どもを守る会、那須地域環境対策連絡協議会、
那須を希望の砦にしよう、西那須野幼稚園、みちのく応援隊、よつ葉生協

お問い合わせ:090-9335-7184(山下)

2011年11月15日火曜日

原伸介さん講演会

5日の講演会にパネラーとしてご参加くださった原伸介さん講演会の案内です!

昼の部
【福島原発行動隊のこと知ってほしい】
◎日時:  11月19日(土)12:30 開場 13:00 開演
◎会場:  栃木県宇都宮市とちぎ健康の森(定員75人)
        JR宇都宮駅~関東バス駒生営業所行25分
◎講話者: 炭師 原伸介氏(行動隊理事長 山田氏来場予定♪)
◎参加費: 無料(行動隊への支援金お願いします)

夜の部
【炭師 原伸介講演会】
◎日時:  11月19日(土)18:00 開場 18:30 開演 20:00 終了予定
◎会場:  栃木県宇都宮市とちぎ健康の森講堂(定員400人)
       JR宇都宮駅~関東バス駒生営業所行25分
◎講話者: 炭師 原伸介氏
◎資料代: 千円



主催者(福島原発行動隊を応援支援主婦s)が書かれた講演会開催に寄せる思いを添付します。
 
   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

~福島原発行動隊を周知するための講演会開催へのわたしたちのおもい~

 3月11日の東日本大震災から8ヶ月が過ぎようとしています。地震・津波による福島原発の事故…。今もなお、深刻な状況にある福島原発の自体の収束はどうなっているのでしょうか。

 日本で、東北で、栃木県でも多くの被害がありました。自分たちにとっても遠い出来事ではなく、むしろ、脳裏に焼きついて離れない津波や地震の映像は、「何かしたい!何かしなければ!」という焦りになりました。
 翻って、我が身のおかれている状況を考えた時、やはり子どもがいる、家族がいる、それらをないがしろにも出来ない…。そして『いちばん身近な人の笑顔を増やすことが、今、私にできること』と気持ちを切り替え、自宅にいながらできる支援物資の提供などを、母親仲間と続けていました。

 8月にはいって【福島原発行動隊】のことを知りました。確かに震災からまもない頃に、京都大学の小出裕章氏も「決死隊が活動するならもちろん僕も参加する」とコメントされていたのを、どこかで目にしてはいたのです。しかし、その決死隊を追求することなく時間が過ぎ今に至りました。
 名称を、決死隊ではなく「福島原発行動隊」として、社団法人となり、退役技術者への呼びかけや賛同者を増やす活動がされていたのです。現場で技術を磨いてきた60代以降のシニアの方たちが、自分たちの知識なり技術なりをもって、福島原発暴発を阻止すべく、現場に関わりたいと国と電力会社に要望しています。

 シニアの方たちの気概に感銘を受け、私たちも、この福島原発行動隊のことを多くの人々に知ってもらいたいと、宇都宮での講演会開催を企画した次第です。

 私たちは、「いのちを生みだした母親」です。いのちは、授かりものではなく、預かりもの。いま、お預かりさせていただいている子どもたちの「いのち」。いつの日か、世のため・人のために働ける人物になってもらいたいと思っています。そして、すべての子どもたちの「いのちを守りたい」と希っています。放射能を排出し続ける原発施設での確実な収束処理は、母親として、国民として、地球人として是非ともお願いしたいと思います。

 ただ、・・・・行動隊の方々の身体のことも考えます。ご家族だって、お子さんだって、お孫さんだっていらっしゃるなぁと想像します。誰からも頼まれないのに、放射能被曝を覚悟して、自ら現場に出るとおっしゃる、大人であるという責任・人間としての誇りを感じずにはいられません。

 孫のため、家族のため・・・、だからこそ、命に代えても原発収束を自分たちがやらねばと動いてくださるのかもしれません。

  ・・・・・追記・・・・・

 宇都宮で、アルフォンス・デーケン先生のお話を聴く機会に恵まれました。ドイツに生まれ、日本にいらして上智大学で教鞭をとっておられました。
 『死』を口にするのがタブーだった時代、ガン告知も絶対行わないという日本での医療事情があるなか、デーケン先生は「死生学」ということばで、ターミナルケアやホスピス、悲嘆のプロセスのことなどを伝えてくださっています。日野原先生との共著もあります。
 「死」を学ぶことは、「生」を学ぶことにほかならないのだと。
 
 お話の中で、「死」には2種類あるとお話されました。

 ひとつは動物の「死」。肉体がなくなれば、すべてが終わりという「死」。

 もうひとつは人間の「死」。こちらも、肉体がなくなれば、やはり同じに終わるから「死」である。しかし、肉体はなくなっても、精神は、死の間際まで成長や上昇を望み、残される人たちのことを思いやる=「人のために生きながら死ぬ」という側面も、人間の「死」にはあるのだよと伝えてくださいました。

 まさに、原発行動隊のシニアの方たちは、この、「精神の成長」の場を、福島原発に見出され、若者のためにやってやるという意識ではなく、「よりよく生きる」ということの背中を見せてくださるのだと、はっきり確信できました。

 わたしたちの世代も、恩返しではなく、頂いたご恩を、恩送りという形で、次世代・次々世代へつないでいくのだと思います。その長い道のりの第一歩を、行動隊の方々が、踏み出してくださるのかもしれないなぁと感じています。

                                           2011,11,11 akiko
   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

2011年10月31日月曜日

「上下水道局の浄水発生土及び下水汚泥等の現状について」追加質問回答

「上下水道局の浄水発生土及び下水汚泥等の現状について」追加質問に対する回答もらえました。

9月23日追加質問 ⇒ 10月20日回答 ほぼ1ヶ月所要 がやっぱり残念。
初回質問に対する回答は
7月29日質問 ⇒ 9月20日回答 ほぼ2ヶ月所要 がまず非常に残念。ってコメントしていました、、。
http://utsunomiya-save-child.blogspot.com/2011/09/blog-post_23.html

市民を馬鹿にしているとしか思えないこの対応、なんなんだろう??


◎ 回答メール from 上下水道局 2011年10月20日  

質問は太字表記
気になる所は赤字・下線表記
追加質問予定場所は青字下線表記



宇都宮市上下水道局の浄水発生土及び下水汚泥等の現状について(追加質問)



宇都宮市上下水道局の浄水場及び水再生センターから発生する浄水発生土及び下水汚泥等の保管・管理に関する追加質問について,下記の通り回答いたします。

       保管する放射線汚染物質(上水発生土、溶融スラグ)からの外部への放射線流出がないことの証明:測定結果
*線量が高い(溶融スラグの)場合は、含まれる核種の同定も必要と思います

(1)  浄水発生土
浄水場の敷地境界において空間放射線量を定期的に測定しており,9月の結果は次のとおりです。



敷地境界(単位:μSv/h)
松田新田浄水場
0.13 ~ 0.27
今市浄水場
0.17 ~ 0.37


(2)  溶融スラグ
溶融スラグは,栃木県が管理する栃木県下水道資源化工場で生成され,現在,同工場及び同じく栃木県が管理する県央浄化センター(上三川町)に保管されています。放射線量の9月の測定結果については次のとおりですが,過去の数値と合わせて栃木県のホームページに掲載されておりますので,詳細につきましては栃木県のホームページをご確認ください。



敷地境界(単位:μSv/h)
下水道資源化工場
0.10 ~ 0.19
県央浄化センター
0.09 ~ 0.24


※栃木県ホームページ

       基本的なデータ一式: 3・11以降の上水発生土・溶融スラグの ①放射線測定値の推移、 ②一日当たり発生量とこれまでの積算保管量

(1)  浄水発生土
各浄水場の浄水発生土の放射線量は,次の通りで,時間経過とともに,減少しております。
     松田新田浄水場
放射性物質濃度 16,400 Bq/Kg(5月上旬)→ 1,320 Bq/Kg(9月下旬)
発生量 約4t/日(平成22年度実績)
積算保管量 約650t(9月末
     今市浄水場
放射性物質濃度 36,000 Bq/Kg(5月下旬)→ 10,700 Bq/Kg(8月下旬)
発生量 約0.3t/日(平成22年度実績)
積算保管量 約44t(9月末




(2)  溶融スラグ
溶融スラグの放射性物質濃度につきましては,溶融スラグを生成する栃木県下水道資源化工場を管理する栃木県が,5月3日から毎月測定し,その結果を栃木県のホームページに掲載しており,概要は次のとおりです。詳細につきましては,栃木県のホームページをご確認ください。

放射性物質濃度  28,000 Bq/kg(5月下旬)→ 12,000 Bq/kg(9月下旬)
発生量      約12t/日
積算保管量    約1,520t(9月末)

※栃木県ホームページ

       保管している高濃度の放射線汚染物質の最終的な処分計画:いつ・どこで・どんな風に処分するのか

  浄水発生土及び溶融スラグともに,放射性物質に汚染された廃棄物については,国が処分すべきものと考えておりますが,処分先が確保されていないことから,具体的な処分先を早急に示すよう,国に対して引き続き要望してまいります。

       従来の利用法(セメントへの混入、下水道工事への埋め戻し)の計画:放射能汚染レベル(核種と基準値) と 日程見通し

(1)  浄水発生土
セメントの材料への混入につきましては,セメント製品のクリアランスレベル(放射性物質として扱う必要がないレベル)以下になる必要があることから,放射性物質濃度を測定するとともに,セメント事業者等と受け入れについて協議しております。

(2)  溶融スラグ
今後の溶融スラグに関する下水道工事への埋め戻し利用につきましては,クリアランスレベル(放射性物質として扱う必要がないレベル)を含め,再利用の基準が国から示されていないところですが,現在,栃木県において定期的に溶融スラグの放射性物質濃度の測定を行い,データ管理をおこなっております。

       (放射線測定値の推移などから推測される)今後の放射線汚染物質(上水発生土、溶融スラグ)の発生量・保管方法・保管期間の見通し

(1)  浄水発生土
今後の発生量につきましては,松田新田浄水場で1日あたり約4t,今市浄水場で約0.3tです。保管方法につきましては,引き続き各浄水場内仮置き場での保管を予定しております。なお,保管期間につきましては,未定です。

(2)  溶融スラグ
今後の発生量につきましては,最大で1日あたり12t発生し,保管方法につきましては栃木県内の下水処理場での一時保管を予定しております。なお,保管期間につきましては,未定です。



       (コンテナがなくなって暫定措置として使っている)袋の耐久性:どの環境下で・何年のメーカ保証があるか?

(1)  浄水発生土
袋の耐久性は保管環境等で違いがありますが,大型土のう袋に詰めたものをシート等で遮蔽して紫外線の影響を少なくするよう保管するとともに,職員が巡回して安全点検をしています。

(2)  溶融スラグ
溶融スラグの保管につきましては,三重包装の袋に詰めたものを,遮水シートで覆い,建屋内に保管するとともに,職員が巡回して安全点検をしています。




上水発生土および溶融スラグの放射能汚染レベルは依然非常に高く(1,000~10,000Bq/kg程度)、適正な保管・管理が必要です。
もう少し、保管の様子について確認をとりたいと思います。

2011年10月19日水曜日

山本太郎さん講演会の案内

山本太郎さん講演会 ←パンフレットへのリンク
◎日時: 11月5日(土) 18:30開場 18:45開演 20:45終了
◎場所: 宇都宮市民文化会館 小ホール 
http://www.bunkakaikan.com/
◎講演者: 山本太郎さん、高木学校・瀬川嘉之先生 のお二人をお迎えします
◎定員: 500名
◎参加費: 1000円 当日販売のみ 中学生以下無料


~いま、原点に還って考える、放射能汚染問題、原発問題~
鋭い危機意識とパワフルな行動力で同問題に取り組んでおられる俳優の山本太郎さんをお迎えします!
原発事故以降の7ヶ月を振返って、私たち一人一人が今の生活を改めて見つめ直してみる、、
今まで意識を向ける事のなかった問題について、少し立ち止まって考えてみる、、
そんなきっかけになれば嬉しいです
「何事もなくてよかったね」って笑って数年・数十年後を迎える為に、今できる最善を尽くす義務を私たち大人全員が負っているのではないでしょうか?


講演者 山本太郎さんの紹介
高校在学中に『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』出場がきっかけとなりTV界入り。
俳優として、NHKの『ふたりっ子』、映画『バトル・ロワイアル』など、広く活躍。 NHK教育のトーク番組『トップランナー』では2005年から2008年まで司会を務めた。
今年4月9日、自身のTwitter上にて「黙ってテロ国家日本の片棒担げぬ」と発言し、翌4月10日には福一原発事故に関連した原子力撤廃デモへ参加。 5月27日、所属事務所のシス・カンパニーを退社。 「将来の日本の、そして子どもたちのために、僕が動くことでリスクを訴え続けていかなければならないんです」と力強くコメントする。 フリーになってからツイッターのフォロワーが11万人を超過。

☆講演会実施にあたって寄せる思い:
原発事故よって空気・水・土が放射能によって汚染されました。
未曾有の事態に国の対応も混乱を極め、国民に対する情報隠蔽など、国民の安全確保を必ずしも最優先に考えていない様子もわかってきました。

そんな中、自発的な危機意識に駆られて、今まで意識を向けることのなかった「原発」、「放射能」について、にわかに勉強を始めた大人たちはたくさんいます。
私たち「宇都宮・放射能から子どもを守る会」のメンバーも、そんな大人たちが自発的に集まって出来上がったにわか集団です。

専門家が集まってもコンセンサスに至らない安全基準について、素人がにわか勉強を積んでもなかなか実態は掴めません、、。

一方で、国は「風評被害」という言葉を錦の御旗に見立てて「安心」を押し売り、本気の「安全」保証にはなかなか至らない様子です、、。

・不安な気持ちを抱えながら日々過ごす親たち、、
・無力を感じて、ただ行政施策に期待を寄せる親たち、、
・現実を直視することを回避して日々過ごす親たち、、

人の対応は様々ですが、それぞれ置かれた環境も異なり、どの選択も恐らく妥当なのだと思います。

しかし、広島原爆168個分(セシウム137放出量換算)にも及ぶ放射能汚染が現実に起こり、私たちが大切にするここ栃木の空気・土・水が汚され、子どもの健康が放射能影響に少なからず晒されている現状を無視する訳にはいかないと思います。

何事もなかったかの様にやり過ごすことができないであろうことはチェルノブイリ事故の歴史が教えてくれているのではないでしょうか?

逆に、「何事もなくてよかったね」って笑って数年・数十年後を迎える為に、今できる最善を尽くす義務を私たち大人全員が負っているのではないでしょうか?

現状に対する見方を変えると、市民の無関心が行政の無対応を許してしまっているのかもしれません。

そんな思いから、 「私たち一人一人が、今の生活を改めて見つめ直すきっかけにしたい」 と思って今回の講演会を企画しました。

この度講演に来て下さることになった山本太郎さんは「筋金入り」のにわかです。 いや、今や到底「にわか」と呼ぶこともできないレベルに近づいてられるのかもしれません。

是非、意識ある大人が集い、子どもたちの未来を考える、有意義な講演会にしたいと思います。 どうぞ宜しくお願いいます。

2011年10月6日木曜日

要望書提出に際しての事前ミーティング

要望書提出に際しての事前ミーティング
2011年9月30日

1.行政-市民の間の建設的な関係構築について、これまでの振り返り
7/29に説明・提出した「要望事項の一覧」(7/15のキックオフ・ミーティングでまとめ)について
 *給食食材の測定や放射能安全教育の実施など、当初より強く要望を出している項目が多数あった。
  ◎提出した項目について回答がもらえなかったことから、「(一部の市民からの声であることを理由に)行政では積極的に検討されなかった/黙殺された」と理解している旨を伝えた。
 ◎「要望事項の一覧」は、玉石混交の状態でまとめ上げられていなかったこと、を私たちの反省点として挙げた。 また、「一方向からの要望」の認識を持っていることを伝えた。
 ◎体裁は整っていないにせよ、検討を促すに十分なヒントを与えていたにも拘らず、国からの指示が届くまで、地方行政として独自に施策検討してこなかった状態を「行政の怠慢」とみなしている旨を伝えた。

○陳情内容の検討について
◎できる限りの情報提供に努め、理解を求めてきたのに対し、行政の考えや検討状況を決して示さない態度を「市民に向き合おうとしない」と見ている旨を伝えた。 また、要望を全く無視した施策決定(シンチレータ1台購入)をしながら、意思決定の理由説明がないことに対する失望を伝えた。

☆結論: 今後、より実りのある行政―市民の間の建設的な関係構築が必要と考えている旨を伝えた。

2.質問書・要望書提出に際して、今後の進め方相談
 以下の要望を伝え、了解を得た。
 1)質問・要望の各項目について、担当部署・担当者・責任者を設置し、私たちに対して周知連絡すること
   ⇒ これまでの様に「項目が他部署に渡るので、、」とお茶を濁して無責任な放置はなし
2)スケジュール管理すること
⇒ 回答日指定で質問書・要望書提出するなどの対応により、これまでの様な無責任な放置はなし
 3)出席者情報と共に議事録を残す
   ⇒ 適当な話でお茶を濁して返す、これまでの様な無責任な対応はなし
 4)要望の各項目について、意思決定のルートと段階・最終決裁者を明確にすること
   ⇒ 検討組織や責任の所在の見える化により、これまでの様な誤魔化しはなし

 質問書・要望書に提出に関し、先に質問書を徹底的に出して市の考え・施策を理解した上で、要望書を提出するよう、助言を貰った/要望を受けた。

3.要望内容の概要説明
◎総論的な質問(安全確保の指針とその根拠に関する質問)と各論に大別する旨を伝えた。
◎安全確保の指針として、以下を考えていることを伝えた。
 ○年間の被爆限度を1mSvとし、○内部被爆を算入すること、○乳幼児など年齢差について考慮すること


*行政にて、ミーティングの録音記録を文字起しして、議事録にまとめ ⇒ 3週間

2011年10月5日水曜日

ちょっと一息、、、。

ちょっと一息、、、。

活動を始めて、常に迷いあり・葛藤あり、人に相談した時にもらったメッセージです。
 *8月5日に一部メンバー宛に送った内容です

今この時期、同じ様に励ましになるかもしれないなって思ったから。


(平安の祈り)
神さま、私にお与えください。
変えられないものを受け入れる心の平安を。
変えられるものを変える勇気を。
そしてその二つを見分けられる賢さを。


私は私、あなたはあなた
(ゲシュタルトの祈り)
私は私、あなたはあなた。
私は私のことをやり、あなたはあなたのことをやる。
私はあなたの期待に応えるために
この世に生きているわけではない。
あなたは私の期待に応えるために
この世に生きているわけではない。
偶然、二人が出会えば、すばらしいこと。
出会えなければ、どうにもしかたのないこと。


『神の慮り(おもんばかり)』 (詩です)
http://shinsaigo.blogspot.com/2011/04/blog-post.html


確か、アインシュタインが 「問題を起こしたのと同じレベルの意識で、問題を解決しようとしても無理」 みたいなこと言ってます。


 
学校・教育委員会・議員の無責任・無関心な態度・対応に苛立ちを感じることがありました。
現実を直視しようとせず、まともな議論ができる状態にすら至っていない現状に、苛立ちも感じていました。
一番スマートな動き方ってなんだろう? 声が届かない所で、いくら騒いだって無駄じゃないか? って思ってました。
今も色んな思いが頭を渦巻いたりします。
いつも気をつけようと思うのは、『何より大切な子どもたちの健康を守りたい!』 目的・初心だけに意識を集中すること。

お父さん仲間募集中

お父さん仲間を増やしていきたいって思っています。 呼びかけメッセージお送りします。


放射能汚染の問題に対して、市民の反応が二極化しています。

国レベルの対応で見ても、安全神話をプロパガンダしようとする動きと、現実直視して対策を考えようとする動きの二極が存在します。
福島から避難した人・残った人の間での葛藤、残った人たちの間でも問題意識は様々で、色んな葛藤の中に苦しむ人がたくさんいるようです。

原爆何十発分にも相当する放射能汚染物質が放出される未曾有の大惨事に見舞われて、何事もなかったかの様に今までどおりの生活を営めると考える方が異常だと思います。

(一所にして収拾のつかない)現実を直視したくない思考回路は、人間の精神衛生上、自己防衛本能として働く自然な心理作用だと言われています。 それは認められるべきだと思います。

その一方で、大人が現実直視せず責任回避を続けることによって、「健康被害」という形で何の責任もない子どもたちに最終的なつけを負わせることだけはなんとしても回避しなくてはならない!と思います。
その為に、「今私たちができること」を考え行動し続けてきています。

まず、何の痛みも感じずにやり過ごすことはできないだろう、という腹のくくりがあります。

今、夫婦間で少しもめても、学校の先生とちょっと嫌な感じになっても、近所のお父さん・お母さん連中から変な目で見られても、、しょうがないじゃないか。

経済優先のような変なバイアスを受けずに、素直な目で目下の現実に冷静に向き合って、適切な対処をとっていきたいと思ってきました。

結論を後に持ってきましたが、この会では折角意識の高いお母さん仲間が多く集まっているのだから、おっさん連中も仲間に入って腹割って話できひんかなぁ、って提案です。

生物学的に見ても、お母さん視点とお父さんでは視点が違っているそうで、女性は直感的で感受性が豊か、男性は分析志向で行動力に優れると言われますね。

概して、お父さん連中は直感的な危機意識が鈍く、現実妥当な提案ができない状態で「危険を叫ぶだけ」の行為を好みません。 その一方で、いざ行動を起こすとその行動力は大したものがあります。

目下、政治を動かしているのはお父さん側の視点だとすると、お父さん連中が巻き込めない状態では、いずれどこかで活動に制約がでてくるという見方もあるのではないでしょうか?

互いの力を有効に機能できればいいなと思っています。


牛肉アンケートで痛烈なコメントが飛び交ったのを見て、その勢いでお父さんを仲間に引き込んでほしい、と思いました。

新たな動きができることを期待しています。

これからもどうぞ宜しくお願いします。

二極化の根本原因の一つに、安全観点と経済利害のせめぎ合いの問題があるのは勿論承知していて、非常にナーバスな問題だと思います。
その辺を無視した一方的な提案は通る術もなく、包括的な問題解決を提案していきたいと思っています。

放射能から子どもを守る活動に対する個人見解

色んな動きが活発化してきましたが、改めて、放射能から子どもを守る活動に対する個人見解をお伝えします。

○「子どもたちに安全な環境を創る」 目的に意識を集中して、シンプルに・慎重に行動したいと思っています。

○会は同じ意識の下に自然発生的に集まった親などの寄せ集めです。
 ○会を大きくするとか、組織的な側面には一切興味がありません。
 ○むやみに不安を煽るような行為や行政批判をするつもりはありません。
 ○(必要な知識を身につけることは大切ですが)放射能おたくになるつもりはありません。

○1)井戸端・情報交換、 2)行政への働き掛け の2軸 をこれまで通り継続していけばいいと思っています。
 ○「無理なく、できる範囲内で、、」の基本スタンスも今まで通りです
 ○1軸目に関して、お母さんたちは、子どもに食べさせる安全な食材の確保や、人によっては(給食の変わりに持たせる)お弁当の準備など、日々奮闘しながら確実に子どもの安全確保しています。
 心のケアも含めて、一番身近なところで子どもたちの安心と安全を確保してあげる、一番大切なことだと思います。
 ○2軸目に関して、自省の念があって、(主におっさん連中が動いた)最大の成果が 「シンチレータ1台購入」 では、ちょっと情けないです、、。
  学校や教育委員会や議会に何度足を運んでも、結果、実を結ばなければやっぱりダメだと思います。
  意固地にはなりませんが、私たちの目的を外すことのない様、諦めることなく、意識と行動を集中させていきたいと思っています。

○(会を大きくすることに一切興味がないと書きましたが)その一方で、分っていることは、
 1)「食品の測定実施」など、行政への働き掛けも手を抜けないこと、 と
 2)行政施策に反映してもらう為には、大きな声にならないといけないこと。
 ⇒ すなわち、現在ML登録メンバー85名ですが、(署名を集めても)100倍、8500名ぐらいの声として持ち上げていかないと、行政は動けないのかな?と思っています。
 *「自然発生的」にそういう動きになることを望んでいるのであって、意識の向かない人を勧誘するような動きはこれまで通り「なし」です。

○これまで同様、お父さん連中の参加に大きく期待しています。 *別に投稿します

○今、最大の課題は 「どんな状態を確保したら安全? 安心?」 ということについて、みんなで話し、現実妥当な提案を作り上げていくことだと思っています。
 ○非常に難しい話で、当然、人によって基準(価値観)が異なり、学校や行政に対する要望なども多様です。
 ○「3・11以前と同レベルに戻す」 ことが非現実的であることを知っています。
 ○それが故に、(危険は知っていても不安が募るだけで、中々安全がついてこない現実に対して)、常に苦しさがついて廻っていると思っています。
 ○「なんとなくぼんやり、、」、「できることからやっていく、、」 では、辛い状態が継続するようで気がかりです。
 ○明るい未来像を描いて、その為に何をしていこう^O^ っていうロードマップが描けたら、今よりもっと明るく・前向きに毎日を過ごせると思います。


○(行政への働き掛け含め色んな動きが活発化してきた昨今)、会のメンバーがある程度の共通認識を持っていることは大切かなぁって思っています。
 ○以前から、「会があってもなくても、個人として同じ行動をしている」と言ってきました。
 ○今、会がある程度人数(85名)に成長する一方で、 他の団体とのつながりの中で意思決定が必要になってきました。
 ○会の名前を語っての独断はまずいです(笑)、「みんなの声を聞きたい」、というのは率直な願いです。

(突飛なことを言うようですが、、)
「子どもたちにとっての安全な環境作り」が早く一段落して、自然消滅的に会のMLへのアクセスが減っていく状況が目指すべき姿かな?と思っています。

どうぞこれからも宜しくお願いします。

2011年9月23日金曜日

「上下水道局の浄水発生土及び下水汚泥等の現状について」質問回答

「上下水道局の浄水発生土及び下水汚泥等の現状について」質問回答もらえました。
返信した追加質問と共に以下、転送します。

7月29日質問 ⇒ 9月20日回答 ほぼ2ヶ月所要 がまず非常に残念。

◎ 回答メール from 上下水道局 2011年9月20日  

(代行者):教育企画課  (ご担当者名前削除しました)

松本 様

お世話になります。
先日,ご質問のありました件につきまして,
上下水道局から回答を得ましたので
メールいたします。

担当課は下記の通りです。
浄水発生土(上水道):上下水道局 配水管理センター
下水汚泥(下水道) :上下水道局 下水道施設管理課



宇都宮市上下水道局の浄水場及び水再生センターから発生する浄水発生土及び下水汚泥等の保管・管理の現状は以下のとおりです。

1 水道施設における浄水発生土について
 ・ これまで,浄水発生土はセメント材料として有効利用してきた。
 ・ 放射性物質が検出されたため,セメント製造業者への受入が中止されたため,各浄水場内に保管している。
 ・ 浄水発生土の保管は,袋詰めやコンテナ等による飛散防止措置を講じ,安全性を確保しながら仮置場に保管している。
 ・ 今後も,浄水発生土中の放射性物質濃度や敷地境界付近での空間放射線量の測定を実施し,適切に対応する。

 ※ 浄水発生土とは
  浄水場内において,取水した原水や水道水をつくる過程で取り除かれた河川中の濁り(土砂)や浄水処理に用いられた薬品類などの沈殿物を集めて脱水処理したもの


2 下水処理施設における下水汚泥等について
 ・ これまで,下水汚泥等は栃木県下水道資源化工場で溶融スラグ化し,下水道工事の埋め戻し材として有効利用してきた。
 ・ 放射性物質が検出されたため,資源化工場内で保管してきたが,満杯となった。
 ・ 県と県内23市町で構成する栃木県下水汚泥資源化推進協議会で,川田水再生センターを含む,県内6か所の下水処理場に分散保管することとなった。
 ・ 今後,飛散や雨水の浸入を防止するための仮置場を整備し,耐久性の高い袋にスラグを詰めて,安全性を確保しながら保管する。
 ・ 今後も,下水汚泥中の放射性物質濃度や敷地境界付近での空間放射線量の測定を実施し,適切に対応する。

 ※ 溶融スラグとは
  下水の処理に伴って発生する下水汚泥を焼却後,その焼却灰をおよそ1300度から1500度の高温で溶融して作った粒状のもの


◎ 追加質問メール to 上下水道局 2011年9月23日
教育企画課 (ご担当者名前削除しました)

いつもお世話になっています。

上下水の件、回答ご連絡ありがとうございます。 丁寧にまとめて頂いていて、素人でも良く内容理解できました。

早速ですが、以下、追加質問、お送りします。

◎保管する放射線汚染物質(上水発生土、溶融スラグ)からの外部への放射線流出がないことの証明: 測定結果
 *線量が高い(溶融スラグの)場合は、含まれる核種の同定も必要と思います

◎基本的なデータ一式: 3・11以降の上水発生土・溶融スラグの ①放射線測定値の推移、 ②一日当たり発生量とこれまでの積算保管量

◎保管している高濃度の放射線汚染物質の最終的な処分計画: いつ・どこで・どんな風に処分するのか

◎従来の利用法(セメントへの混入、下水道工事への埋め戻し)の計画: 放射能汚染レベル(核種と基準値) と 日程見通し

◎(放射線測定値の推移などから推測される)今後の放射線汚染物質(上水発生土、溶融スラグ)の発生量・保管方法・保管期間の見通し

◎(コンテナがなくなって暫定措置として使っている)袋の耐久性: どの環境下で・何年のメーカ保証があるか?

◎勿論、上記、全ての情報公開を求めます

よろしくご検討下さい。 必要に応じて、担当部署との直接面会に出向きます。

取り急ぎ、お礼方々ご連絡いたします。

今後ともどうぞ宜しくお願いします。

松本

追記: 以下、(相変わらず愚直に^^|)、率直な感想・個人見解をお伝えします。

表面的にはよく整理された解りやすい説明ですが、一般論の範囲内の説明に終わっていて、具体数値による安全確保や後の見通しなどの説明が欠如しています
 
一次回答としては、あの程度の内容に収められるのが通常なのでしょうか。
私の質問範囲などは、既にご承知頂いていると思うので、どの程度レベルまで踏み込んで説明頂けるか、期待していました。

メール文書での質問は7月29日に出しており、ほぼ2ヶ月!長く待った割には、手持ち資料の殆どを表に出してもらえなかったのかなぁ?って思っています、、。

その辺り、行政の面倒くささ^^| また、ご相談させてください ^O^

どうぞ宜しくお願いします。

2011年9月15日木曜日

報告: 陳情書 の追加コメント

おはようございます^O^
先の報告に対して、「コメント過激すぎるんちゃう?」、「行政との関係悪化につながって、結果、むしろ悪い方に作用するんちゃう?」って、腐心いただいて、コメントくださいました。

いつも仕事の合間を縫って熱心に動いてくださって、日ごろから感謝のやまない敬愛するお仲間からのコメント(^O^)、レス頂いたことに感謝、返信コメントしました。 




凶と出る可能性はわかっていました。
(単純に悲しみや怒りをぶちまけるのではなく)いろんなジレンマを抱えての投稿である事は察して頂けるかと思います。

ただ、自分の中で処理し切れていない苛立ちを、毒や棘として、随分たくさん文章の中に残していたことは、ご指摘の通りだと思います。


何かの行動選択をした時に、「得るものと捨てるものが同時に存在する」 ことはよくあることで、今回の投稿も 「あえて起こした問題提起」 です。

「このままではいけない!」 と思う気持ちが強く、起爆剤を投じてみたかったのです、、。

それは、メインは行政と議員さんに対しての問題提起です。
 ⇒ 先方から連絡を頂いて、行政とは早速今日(15日)話しにいってきます。
   関係再構築の第一歩と思っています ^O^  えへっ

同時に、私たち親や会のメンバーに対しても問題提起してみたかった思いもあります。 だからわざわざMLに書いたのですが、、。


聞いてもらえているものだと思って行政や議会に声を上げても、正直、闇に葬り去られたり・無視されたり、まともに向き合ってもらえていない現状があることを、陳情書を通じた一連活動で思い知らされました。

一方で、親たちの無邪気な行動が無邪気なままで捨てられてはいけない、 と思います。

だから、本気で声を通したいのなら(本気で子どもを守りたいのなら)行政のことも知って、議会のことも知って、その上で(実りがあるように周到に仕込んで?)行動を起こす必要があると思います。

以前にもお話した通り、役所へは証明書をとりに行ったことしかなく、選挙は行くか行かないか迷うぐらいの、人でした、、。
学校の担任の先生のお名前も知りませんでした、、。

そんなことで、今回の一連行動は色んなことがNewで、よそのお母さま方とこんなにたくさん話したのも当然初めてで、「いつの間にか、まさかこんなことになるとは、、」 と妻と笑って話していました。

自分もそんなだから、今回の問題提起に、多くの方が 「引く」 ことも十分よくわかります。 それをわかって、投稿しようと思いました。


会のメンバー全員が行政とのやり取りに奔走する必要はなくって、(今まで通り)一部メンバーでいいと思っています。
エネルギーいっぱい使って疲れるし、、みんながやる必要はなく、誰か(エネルギーのあまった人が?)がやればいいと思います。

ただ、行政との交渉について、ある程度現実を知っておいた方がいいんじゃないか? と思いました。
(僕が)今回の一連行動でクラッシュしたことを知ってもらった方がいいと思いました。

なぜなら、今後も行政とは継続的に関わり続けないといけないから。

現実を知った上で、よりスマートに・より効果的に行動し、より協調的に関係構築するように考えていったらいいと思います。


実は、1週間ほど前に 「会の代表を降りること」 を妻に相談していました。

必然の流れとして、行政訪問や議員訪問などの行動選択して行くことになりましたが、(怒られるかもしれませんが)総じて言うと、(会のメンバー多数を占める)お母さんたちは行政交渉・議会交渉などの動きにあまり前向きでないと思います。

(今日は何を食べさせるかから始まって?)一番身近なところで子どもを守る日常行動をしているのがお母さんです。 なにより一番大切なことです。

議員さんと話すとか、相容れない部分があるだろうことは想像がついて、特に僕が 「あたりが強い」 と思われる行動選択をした時、「引く」 お母さんもいることは想像できます。
 *だんだん慣れてきているみたいですが、うちの妻もそうですし、、

それなので、妻に話していたのは、
「僕は代表降りて、会はもっと温かい感じでお母さんの集まりにした方がいいんちゃうかなぁ? 行政交渉は(会の意向は聞いておいて)必要に応じて僕が個人的に続けてもいいんやし、、」
というようなこと。

だって、正直、議員さんとのやり取りの報告とか、楽しくないでしょ?
対して、買い物情報とか、身近なところで必要とされている情報は嬉しいじゃないですか。

でも、「給食食材の測定実施とか、行政に要求も出したいよねぇ」って話もあって、そんなことを今回の陳情のように真面目にやり出すと、先のようなつまんない話が出てくる、、。
要は、その辺のジレンマを感じてきているのです、、^^|


メンバーにとって凶と出たと見るかどうかは微妙で、少なくとも最後まで読んでくれたら、起爆剤の仕掛け人としてはまず第一目的達成です。
その上で、「ああ、そうなんや、知らんかったわ」って、今後の動きに約立てようとする方や、  やっぱり「嫌やわ、見たないわ」って思う人もいると思います。

それで、「やったるでぇ!」っていう思いを持った人や、「そんなもんやで、」って冷静に受け止めている人が、これからも行政交渉を続ければいいのではないでしょうか?


良い悪いは別にして、行政交渉・議員交渉については、結果的に僕の単独行動が目立ってしまっていると思います。
だから、(なんとなく申し訳ない気がして、、)メンバーの方がコメントしにくいことは想像がつきます。

でも、どうか躊躇なされないで下さい。 そうなってしまったら、僕の投稿は本当に「せーへんかった方が良かったんかなぁ、、」になってしまいます。 じゃんじゃん投稿してください\^O^/
いろんな意見があってしかるべきですし、また、双方議論を通してより良い関係が生まれると思います。

僕は行政とも仲良くやれると思っています ^O^
議員さんとも、これまでもマンツーマンで話すとそんなに感じ悪くないです。 相手の目を見て真剣に話せば、お互い心は通じます。

2011年9月14日水曜日

報告: 陳情書

12日、文教・常任委員会の審議の結果、私たちの陳情は採択には至らず、継続審査となりました。

「1日10件の測定ができるようになる」という市の説明通り、前進であることには違いありませんが、個人的には、先日の新聞記事にあった施策(シンチレータ1台購入)でお茶を濁された感じがしています。
放射能汚染の問題は多岐に渡り、陳情案件は緊急・重要な課題として焦点を当てて取り組んできましたが、あくまで1ステップとしての位置づけでしかありません。
今後も、質問書・要望書などの形態で継続的に行政との交渉を続けていくことが必要です

市政は最終的には行政執行部の判断に負う所が大きく、民意反映してもらう為には、行政との建設的・協力的な関係構築が必須と思っています。
この姿勢は6月に教育委員会と話を始めて以降変わりありません。

私たちが守りたいのは子どもたちの健康です
(行政交渉や議員相談の煩わしさに振り回されることなく)その目的だけに意識を集中させて、これからも活動を続けていけたらいいかと思います

今回の一連の活動を通じて、行政との交渉の難しさを実感しましたが、諦める訳にはいきません。

今日初めてお会いできたので、教育委員会・学校健康課長にも、行政/市民の建設的・協力的な関係構築が必要と考えている旨をお伝えし、挨拶してきました。

以上、取り急ぎ、陳情の審議について報告いたします。



以下は、政府交渉の難しさを感じた実態の報告です。
あまりハッピーな内容でないので、興味のある方だけ、お読み下さい。

◎『行政は市民に対して閉じている』 『行政は手の内を見せたがらない』 ことを思い知らされました。
・陳情内容に対して、行政執行部(教育委員会・学校健康課)は議会から常任委員会の場で参考意見を求められることを知っていました。

・それなので、議員さんへの働きかけと合わせて、私たちは「議会に対して妥当な提案をしてほしい!」という思いで、陳情内容の必然性や具体施策案の説明を続けてきました
その中で、できる限りの情報提供をし、理解を求め、行政として妥当な検討・施策を求めてきました

・常任委員会を前に双方向の議論を求めて、「提案内容をお聞きして、意見交換したい」として懇談を申し込みましたが、「まだ提案内容が決定していない」として一旦断られました。
対して「提案内容見直しの余地があり、意見交換するにはむしろ好都合」ということで執拗に申し込み、9日(金)に会合しました。

・9日(金)当日の会合では、会からの提案としてシンチレータ10台購入の案について、測定時間(16分)、一日当たり測定件数(24件)、予算430万円についてもお話し、参考資料も残してきました。

◎行政との会合翌日10日(土)に市の施策(シンチレータ1台購入)の新聞報告があり、2つの意味で失望しました。
・1つには、購入台数が圧倒的に少ないこと。 

・県下では鹿沼市が給食食材の自主測定実施を決定しましたが、導入機器数を学校数で割った導入比率で見ても圧倒的に機器数が少ないようです。

・議会で参考意見を求められて「何もしようとしていない」という状態では行政として格好がつかないから、まずは1台購入という既成事実を作ってお茶を濁そう、という風にも見えます。

◎失望した理由のもう一つには、行政と市民の間の信頼関係に大きく傷をつけられたということ。
・10日(土)の新聞報道により、まず「まだ提案内容が決定していない」と言っていた会合拒絶理由が虚偽であったことが判明しました。 民意など反映される余地なく、実は全て決まっていたことを思い知らされました

・会合では、行政から議会に提出する提案内容について何度質問をしても、はぐらかしを続け、決して提案内容を教えてくれませんでした
市民側からの要望を受けても、行政で検討した内容を一切公開せず、同じテーブル上での議論を拒否する姿勢が明らかになりました。

・会からの測定時間・件数の説明「測定時間(16分)、一日当たり測定件数(24件)」についても、会合では議論を避けてノーコメントでした。 しかし、翌朝の新聞報道では「測定時間(30―60分)、一日当たり測定件数(10件)」とされています。 12日の議会コメントも同じでした。

常任委員会では市民は傍聴者でしかなく、教育委員会がどんな提案をしても一方的に聞くだけで、発言権は認められていません
だからこそ、事前の自由な意見交換を求めてきていたのに、なぜ持論をひた隠し、市民との議論を避けるのか

新聞報道を見て、だまし討ちに遭わされた気がしました
6月以降、何度も役所に足を運んで、電話やメールでも相談を続け、個人的には信頼関係を築いてきていると感じていただけに、あまりに市民を馬鹿にしたような対応に直面させられ、悲しかったです、、。

◎会合を振り返って、行政の危機意識にも疑問を感じました。
・会合で「会の動きによって行政が動かされた。会の勝ち。」とコメントされましたが、市民からの声が上がらなかったら自主測定を実施する意思が全くなかったということでしょうか?
もし本心から来るコメントであれば、危機意識の欠如甚だしい状況です。 そんな筈はないと思います。

・陳情内容の必然性や重要性を理解頂きたく、私たちが集めてきた参考資料を行政や議員さんに提出させて頂きました。 意識したのは、
○汚染の状況、被爆の危険について、誰が見ても分るような客観証拠を集めること
○行政・議員さんが目を向けてくれるように、なるべく文科省、厚生労働省、農水省など国からの発信情報を引用すること
○出展の不明な文献は(なるべく)用いないこと
○「問題提起から現実的な対策の提案まで」、起承転結で資料を並べて、伝えたい結論をまとめること
○(宇都宮の行政施策が遅れている実態を問題提起するために)他の自治体の施策事例をたくさん盛り込むこと でした。
ただただ、必死の思いを伝えたかったのです。
・資料は全部で100ページぐらいになったと思いますが、資料について(恐らく冗談で)「全部は見られないですよ」とコメントされました。 こちらが提出するレベルの情報・知識ぐらいは既に知っておられて当然の話で、もし本気で「全部見られない」と仰っているのなら、業務の怠慢です。

・学校健康課が扱う内容は放射能汚染の問題だけではないことは当然ですが、業務範囲内、それも今や重大な位置づけにあるべき業務だと思います。
私たち市民グループでは普段の仕事とは別に、子どもを守りたい危機意識だけでプライベートの時間で勉強を積んでいます。
危機意識の欠如から来るそのような言い訳は決して認められるものではありません。

◎陳情は子どもたちを守る親の一方向からの提案であることは理解しています。
・行政では、市の予算など、私たちが勘案できない内容も総合的に検討して、施策決定するものと思います。

・しかし、市民の要望や問いかけに対等に向き合い、答えようとしないこれまでの姿勢は役所の怠慢であり、職務を果たしていないと思います

「まともに向き合って答えられる状態にないから、直接議論を回避しようとしている」ように見えます

・放射能の専門家でない教育委員会がこの未曾有の大惨事に対して、なんの迷いもなく独自の前衛施策を次々と繰出せるとは正直思いません。
そういった状態を責めようとは決して思いません。

・逆に、だからこそ行政・市民・専門家・利害関係者などが集って、オープンに話し合う場を設定することが必要だと思います。 子どもの健康を守り、農家・酪農家などの利害関係者を守り、地域社会を支える為に、協働が必要だと思います。
*上の意図で、県のプラットフォーム事業にもテーマ応募し、現在、審査結果を待っています。

・6月に初めて教育委員会に話に行った時から、『子どもの安全に関して学校任せ・行政任せではいけない。 大人全員が主体的に考え・行動することが必要。 みんなで話し合う必要がある。 行政と建設的・協力的な関係を築いていきたい。』 ことを言い続けています。

・早く通じてほしいと思います。

◎結論、私たちの市政を支える行政の実態についても現実直視から始めないといけないと思いました。
その上で、行政と市民が距離を縮められるように、そして市政に民意を反映してもらえるように、私たちが行政に働きかけることが必要だと思います。
「子どもの健康を守る。 農家・酪農家などの利害関係者を守る。 地域社会を支える。」 これらのことで、みんなの利害は一致しています。
あとは、みんなのバランスポイントを探って具体施策を検討すればいい。
その為に、まずはみんながオープンに話せるような土台作りが必要です。


◎行政交渉と並んで、議会機能についても、考えさせられました。
常任委員会での行政・執行部(教育委員会)に対する訴求・質問があまりにも甘い!
 端的にいうと、十分な議論を尽くすことなく、あの程度の審議・議論しかなされないで議会結論が出されて、市政反映されると知って、恐ろしい状況だと思いました

・シンチレータについての行政説明も理解できず、勘違いしてゲルマニウム半導体検出器のことを持ち出して「測定に3時間かかるということでは、現実的には問題がある」と言う様なコメントをする議員さんがいました。
全く不勉強で、陳情の中身を理解できていない議員さんには、市民代表として陳情内容を審査する資格がありません!

・「陳情項目の精査に当たって調べた内容をベースに、その必然性や実行性についてより詳しい説明をさせて頂きたい。 議会で審議がなされる際の一助となることを願ってのお願いです。」として全8会派に面会を申し込みましたが、この会派だけは面会に応じず、2度の申し込みに対して、回答連絡すらありませんでした。
結果、議論できる土俵に上がることすらできていない状態。

・更に追及すると、他の議員の方も、あの様なコメントを見過ごすのは同罪じゃないかと思います。
事前勉強含めてもっと真剣に検討・審議してほしいし、他会派・他議員の不勉強を叱咤するぐらいの勢いがほしいです
議員同士が仲良しクラブでは困ります

・常任委員会では測定の必然性に関する議論が殆どなされなかったことが非常に残念です。
継続審査になったので、明日から早速、追加検討してくれる様に働きかけたいぐらいの気持ちです。

・各議員さんに投げかけたい質問として、
 ○「安心と安全」は異なるという認識を持っているのか?
 (国は「安心」を与えようとして、しきりに安全神話を吹き込もうとしているが、)市場流通する食品に対してサンプリング測定される数が圧倒的に少ない状況をどのように理解しているのか?
 その結果として、セシウム牛が学校給食を含め市場流通してしまった問題をどのように見ているか?
 食品の安全保障が不足しているという認識を持っているか
 或いは、このままで安全確保できていると思っているのか?
○他府県や県下でも多くの自治体が自主測定を始めている実態をどのように見ているのか?
 宇都宮では国からの指示が下りるまで自主的には何もしないままで良いと思うのか? シンチレータ1台で事足りると思っているのか?

・現在の食に安全に関して、どのような現状認識の下に、今回の陳情案件(給食食材の測定)の必然性を検討しようとしているのか?
議員さんごとの認識は異なるはずです。 ですが、これに関しては一切話されませんでした。

・「心配する親の気持ちを察する」というコメントが続発しましたが、チェルノブイリでは実際に健康被害に遭っている子どもたちがたくさんいることを知らないのでしょうか?

空虚な言葉で「安心」を与えようとせず、まず具体的な施策によって「安全」を確保すべきです。 そうすれば自ずと安心はついてきます
風向き予測その他、情報隠蔽体質が良く知られてしまった今、国の安全神話を鵜呑みにしない国民は増えています。

・本来、必然性有無で採決の可否判断されるところが、実際には実現性判断が大きく影響することは、先に聞いていました。
・その通りの結果になったようで、枕詞のように「願意はよく理解できるが、、」とコメントして必然性に関する見解を一気に省略した後で、釈然としない空虚なコメントを続ける議員さんが大多数であると感じました。 

・そんな中で目を引いたのは、「(100%の検査実施は現実不可能な為に)陳情書の中の「必要数」と言う言葉に引っかかりはあるが、宇都宮市として今後、より安全を保障する体制を作っていこう! と言う『意思表示として』この陳情は採択すべきと考える。」と仰った議員さんのコメント。
・私たちの意思と合致するコメントであると思いました。

・また、真摯で慎重な審議をして頂きたい思いで、議員さんに対しても同じく、陳情内容を説明しました。
更に一歩進んで、各会派で検討いただいている内容をお聞きして、意見交換する懇談会の設定も申し込みました。
・これに対し、行政と同じく、市民との直接の意見交換を頑なに拒否する姿勢が一部有力会派に見られました。 なぜ市民代表である議員さんが市民との直接対話を拒まれるのでしょうか?
・やはり「まともに向き合って答えられる状態にないから、直接議論を回避しようとしている」ように見えますが、実際はどうなのでしょうか?

・常任委員の方々に参考人制度の適用を強く求めてきましたが、これも叶いませんでした。
先述の審議するに資格すらない様な議員さんがいる中、陳情者には参考意見を提案する機会も許されず、指を加えて空虚な議論を見守るしかなかった、非常に辛い委員会でした。


以上、私の所感に対して、行政担当者や議員さんからの異論・反論などフィードバックコメントを求めてみようと思います。
「乗り越えないといけない壁」ぐらいに思っています。

2011年9月7日水曜日

自由民主党議員会、市民連合、日本共産党、議会改革クラブ 4会派訪問

引き続いて、議員さん訪問の経過報告します。

◎31日 13:30-14:00 自由民主党議員会、市民連合、日本共産党、議会改革クラブ 4会派訪問

会派: 各会派1~3名出席 *名刺頂けなかったので全員名は不明
宇都宮・子ども: 飯野さん・手塚さん・堀井さん・鈴木さん・松本 4名

広い会議室の通して頂き、10名近い議員さんに対して、手塚さんや鈴木さんに補足・援護を頂きながら、会の説明、陳情内容の説明をさせて頂きました。

陳情の内容に対して特に質問はなく、「お聞きした内容を各派持ち帰って検討します」ということでした。

*共産党の福田幹事長から、聞き忘れた内容についての質問ということで後に電話頂き、測定実施についてより具体的な機器選定や実施方法についてお話しました。


訪問ではもち時間に余裕ができたので、「広く放射能汚染問題に対して各会派のお考えをお聞きしたい」という議題提起をしましたが、今回の面会の趣旨から外れた議題で「いきなり言われても、、」みたいな感じで、お答え頂けなかったです。


面会申し込みに
「陳情内容の必然性や実行性を裏付けるこれら資料をベースに、陳情内容についてより詳しい説明をさせていただきたいと思っています。
議会で審議がなされる際の一助となることを願ってのお願いです。」
と書いた、状態がそのまま再現された感じ、というのが全体通しての印象でしょうか、、。

議会改革クラブと共産党を除いて、「自らの危機意識において考え行動を起こす意思がない」ように見えるというのが、愚直な感想です。

私が情報共有させて頂いている「上尾・子どもを放射線から守る会」で協力的な立場にいらっしゃる秋山議員は、(チェルノブイリ事故の時以来)ご本人の危機意識で活動なされており、議会質問での勢いは動画で見ましたが、迫力あり気概を感じます。
勿論、よく勉強をなされています。

対して、今日「市民から上がってきた声(陳情書)を見てあげる」という、評価者側の立場(上から目線)での聞き役・受身姿勢、を感じたのは私だけではなかったようです。


このままではまずい、と思いました。
やはりバックアップ資料を準備して、「客観証拠からみて、陳情内容は可決されるべき」という風に誘導すること。
それと、現場責任者や有識者から「賛同コメント」をもらうこと。 を進めていきたいと思います。

以上、本日31日 自由民主党議員会、市民連合、日本共産党、議会改革クラブ 4会派訪問の報告です。


追記:
上の報告は主観コメントを多く含んでいるので、一緒に行って頂いたみんなに 「僕はこんな印象だったけど、どんな風に感じた?」 って聞いてみましたが、みんなほぼ同じ印象でした。

議会改革クラブ訪問

陳情書可決に向けての活動の一つ、議員さん訪問の経過報告します。


◎26日 11:30-12:00 議会改革クラブ訪問
会派: 西代表、遠藤幹事長、久保井議員様 3名
宇都宮・子ども: 松本1名

私たちと同じ考えで活動をしてこられた会派で、
・学校や公園できめ細かな外部線量測定を実施されています
 ⇒ 2名の方がガイガーカウンターを個人所有、1名の方がガラスバッジを所有されています

・教育委員会に(線量が高い上河内地区の)校庭表土の削除を申し出されました
 ⇒ 国の基準に従って削除不要判断で断られました。「それじゃぁ」ということでボランティアで自主的に削除しようとしたら、止められたらしいです、、。

・上下水汚泥の問題についても対策を検討されているようです
 ⇒ (超高濃度)汚泥が満載されたコンテナがずらりと並んだ様子を写真で見て、げんなりしました、、。


宇都宮・子どもの会の紹介をさせて頂いて、陳情内容の説明をさせて頂きました。
⇒「議員が単独で声を上げても行政は動かない」、「市民の声が上がってきて初めて行政を動かすことができる」
と言われ、私たちの会の発足を歓迎して、活動を奨励する言葉を頂きました。

先日MLで紹介させて頂いた給食・牛乳のAERA記事をご提供下さったのも同会派です。

放射能汚染の問題に対して非常に意識高く取り組んでおられる様子がよくわかり、今後同問題について議会審議頂くにあたって、同会派みなさまの存在をとても心強く感じました。

以上、26日 議会改革クラブ訪問の報告です。

各会派議員との面会

陳情書可決に向けて、各会派議員の個別訪問を始めたので、お知らせします。
25日に8会派47名の宇都宮市議会議員様宛てに「面会申し込み」のメールをお送りしました。
*下に添付

これに対して、4会派から26日即日で回答をもらいました。

◎議会改革クラブ: 西代表から連絡を頂き26日早々に面会を実施しました ^O^

◎自由民主党議員会・市民連合:
 自由民主党議員会・阿久津均幹事長から連絡を頂き、31日の面会をアポ取りしました。
 *市民連合も一緒にお集まり頂くことになっていますが、他の会派が更にあいのり参加される可能性もあるとのこと。

◎うつのみや維新の会: 塚田様から「日程調整して後日連絡します」との連絡を貰いました。


議会改革クラブとの面会では、放射能汚染の問題に対して非常に意識高く取り組んでおられる様子がよくわかりました。
今後同問題について議会審議頂くにあたって、同会派議員方々の存在をとても心強く感じました。
面会の様子については、別途報告します。

以上、取り急ぎご報告まで

---------- 転送メッセージ ----------
宇都宮 市議会議員各位様
(この文書は8会派47名の宇都宮市議会議員様宛てにお送りしています)

面会申し込み

拝啓 残暑の候 皆さま方におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。

私たちは「子どもに安全な環境を創りたい」という宇都宮市の親などが集まって7月15日に発足した団体です。

本日、9月定例会への陳情書を提出してまいりました。

陳情項目の精査に当たって調べた内容について、別途、参考資料として纏めております。
陳情内容の必然性や実行性を裏付けるこれら資料をベースに、陳情内容についてより詳しい説明をさせていただきたいと思っています。
議会で審議がなされる際の一助となることを願ってのお願いです。

ついては、市民グループとして面会を申し込みますので、面会に応じてくださるかどうかの意思表示と日程の設定をお願いいたします。

各会派・幹事長様よりメールにてご連絡ください。
日程については、常任委員会開催(12日)までの極力早期実施を希望いたします。
文教消防水道常任委員会で諮問される可能性が高く、極力同委員の出席をお願いします。

以上 会の趣旨をご理解頂きご協力いただけます様、なにとぞ宜しくお願い申し上げます。

添付資料:
1:会の案内資料
2:陳情書

敬具
平成23年8月25日

宇都宮・放射能から子どもを守る会 代表 松本 克也

陳情書提出

今日(8月25日)11:45に議長に手渡しで陳情書を提出し、内容を説明してきました。
 *陳情書はブリーフケースより確認下さい ⇒
http://groups.yahoo.co.jp/group/Utsunomiya-Save-Children/files/

小林さん、飯野さんと可愛いお子様2人、と私の計5人で、行ってきました。
小林さん、飯野さん、 お忙しい所、ありがとうございました。 もえちゃん、ゆめちゃん、 ありがとう \^O^/

初めて入った議長室はとても明るく広く立派でした。
初めに飯野さんのお子様の学年を聞かれ、議長のお孫さんも小学生以下3人いらっしゃる事をお話される中、穏やかに話をスタートしました。

会の紹介をした後、陳情の内容を読み上げ、その必然性や重要性について説明しました。

給食に焦点を絞っている理由を聞かれ、年齢の感受性や内部被爆の危険性について話し、小中学校に対する市の施策は(独立性の強い)幼稚園に対しても波及効果は大きいであろうことを説明しました。

(言葉そのままには記憶していないですが)「妥当な提案だと思います」とのコメントを頂けたので、少しほっとしました。

2011年8月9日火曜日

御用学者による被害を抑えたい!!

御用学者の講演によって子どもたちに健康被害が広がることを黙ってみている訳にはいきません!!

御用学者本人に対して、声をあげましょう!
御用学者を招へいする自治体に対して、声をあげましょう!

危険をあおることが目的ではありません。
今ある危険を作為的に偽装・隠蔽し、現実を直視しないことを危険だと思います。
御用学者の講演内容を真に受けて、「何も気にしなくったって大丈夫だよ」って自衛手段を放棄することによって、子どもに将来被害が出ることを何としても回避したい!


以前、中学生を対象に開催された御用学者の講演を聞くことがありました。
あまりに残念な講演だったので、すぐに抗議文を送りました。

(前略)
最後に、昨日の講演について愚直な感想をお伝えさせてください。 非常に不躾なこととは知りながら、悲痛な抗議文です。

感想
◎ 「子供たちの心の不安を取り除き安心を与える」、という目的においては、お金の例えを使って分かり易く説明され、一定の効果があったと思います。

◎ 一方で、「子供の安全を守る為に適切な助言・アドバイスをする」、ということにおいては殆ど無力であったと思います。
  子供たちが身を守る為の知恵を殆ど与えてくれませんでした。
    ・内部被爆の危険リスクは大きいことを説明して、手洗いうがいの励行を促すこと
    ・雨どいの下、どぶ、吹き溜まりなどは放射線量が高いことを説明して、近寄らないとか、どぶに落ちたボールは水で洗うことを教えること
  など、少し意識をするだけで、リスク回避できる知恵は、教えてあげてほしかったです。

◎ 専門家の発言は素人の発言とは重みが違う分、伴う責任も重大です。
  ・「より安全」を選んでリスク回避する努力は必須であり、国も「1mSvを目指す努力をしましょう」と言い換えました。
   にも拘らず、医療被曝の例などによって危険リスクを過小評価する様に「誤魔化し」、「今のままでも安全」というような発言は、子供の安全確保を無視した許されざる発言です。
  ・「正しく知って正しく怖がる」には賛成ですが、正しく知ることを妨げ、歪曲した解釈、都合のよい解釈を押付け・説明された子供たちは、講演によって生まれた新たな被害者だと思います。
  ・もし昨日の講演内容を真に受けて生活行動すると、子供たちの被爆量は増えるのではないかと思います。
   *「先生が安全だって言ってたもん」って言って、今まで気をつけていたことなどを放棄してしまった場合の話です。

◎結論を最後に持ってきましたが、私は本当に昨日の公演内容が残念でなりませんでした。
  表面っ面の見え透いた誤魔化しで「安心」を与えるような振りをして、結果的に子供の被爆を増やすようなことしか出来ないのなら、「百害あって一利なし」です。

  被害が増える一方なので、あんな講演しか出来ないのなら、外には一切出てこられないで頂きたいと思います。
  本気で子供の健康を考えているのなら、「危険リスクについて正しい知識の広報」、「安全確保の為の役立つ生活情報の広報」など専門家立場でしかできないことはたくさんある筈です。
(後略)


講演者に対して怒りも感じましたが、(あんな講演を聞かされて、もし彼らの被爆量が今後増えるかもしれないことを考えると)中学生が可哀想に不憫に思えて、残念でなりませんでした。

もし講演の後で質疑応答・コメントの場が設定されていたら、(中学生の質問枠の後で)一番に手を挙げて、(子供達の被爆をミニマムに抑える為に)追加情報をインプットさせて頂いていました。
校長先生が引継いでお話されていた間中、「(ご講演内容を否定することなく)短時間で何を如何に効果的に伝えられるか」一所懸命考えていました。

市・教育委員会とのやり取りの記録

これまでの市・教育委員会とのやり取りの記録です。

627日 教育委員会へメール送信>
市のHPより、訪問して相談したい旨を連絡しました。 その時に、以下の「親仲間を集めようと思って作った文書」を添付しました。
これがきっかけです。


~いま一度、子供の安全について考えてみませんか?~

成長段階の子供を持つ親たちは皆、311の原発事故発生以来、子供の安全を第一に考えて判断・行動してきていると思います。

地産地消の名の下に学校給食に汚染地域の食材が安全性が確認・担保されない状態で使われていることに反対意見を持っていて、学校・市教育委員会と双方的な議論の場を設けたいと思っています。

子供の安全を確保したいと思う中で、以下の様なことを感じています。
◎食物から放射性物質自体を体内に取り込む内部被爆は、レントゲンなどの外部被爆に比べて危険性は圧倒的に高く、可能な限りの回避努力を尽くすべきです。

◎国の定める安全基準はそもそも信頼をおいて良い数値ではありません。
 ●国が定める安全基準は事故発生後に急遽引き上げられたり、新たに設定されたりしました。
 ・年間被爆限度: 事故前は国際基準に準拠して1ミリシーベルトであったものを20ミリシーベルトに変更
 ・水道水放射線基準値: WHO基準10ベクレルの20倍の200ベクレルに設定
 ●これは福島県民の集団疎開にかかる費用やその後の東電・国の補償問題などの経済的な都合を考慮して勝手に引き上げられたもののようです。
つまり、子供の安全を犠牲にして経済的な利害が優先された背景があり、そもそも信用してはいけない数値です。

◎被爆の危険性については、確率論的な取り扱いしかできず、「これ以上/以下の被爆量で病気になります/なりません」ということではなく、「・・シーベルトの被爆量で病気になる確率が・・%上がります」という微妙なことしか言えません。
これを逆手に都合の良い解釈をつけてはいけません。

◎間違いのない事実は、①放射能は遺伝子を損傷する為に特に成長段階にある子供への健康被害は大きい、②チェルノブイリ事故の影響は25年たった今なお大きな傷跡を残していて、幼少時代に被爆した親の子供世代に健康被害が及んでいます。

◎放射能は目に見えず・匂わず・感じることが出来ないことだからこそ、また、数年単位で遅れて発症する状況を今時点で想像しにくいからこそ、然るべき知識を身につけて意識ある判断・行動で、子供の安全を守ってやりたいと思います。

◎安全であるにも拘らず根拠のない噂によって買い控えに遭うことを「風評被害」というのであって、安全が保障できない今回のケースには当てはまりません。
放射能汚染による被害の責任は全て東電にあります。
地元農家の方を含め損害を被った方は東電に対して集団訴訟を起こして損害賠償を求めることになるのではないでしょうか。
地元農家の経済事情を守る為に、将来を担う子供の健康を犠牲にしようという筋違いな非常識は許されません。

学校・市教育委員会(その他関係者)と協力して子供達の安全を考える、良いきっかけにしたいと思っています。

宜しくお願いします。
2011618
松本克也
参考情報 中部大学 武田邦彦教授 http://takedanet.com/
(以上)


以下、(ご担当者・回答者のお名前なしの状態で)学校健康課からメール返信頂きました。 


628日 教育委員会からメール返信>
 
このたびは,貴重なご意見をお寄せいただき,ありがとうございます。
本市教育委員会では,毎日,「大気中の放射線量」,「上水・降下物の放射性物質量」など「環境放射能水準調査」結果を把握する他,国や県の考え方を踏まえ,本市災害対策本部において検討した上で対応しております。

さて,ご提案のありました630日(木),71日(金)の面会につきましては,すでに両日とも会議や出張等の予定が入っておりますので,日程を確保するのが難しい状況です。つきましては,改めて日程を調整させていただきますので,ご都合のよい日をお知らせくださるようお願いいたします。

また,放射能の問題は全市的に対応している問題であり,関係部署も多岐にわたりますので,教育委員会だけで回答することができないものも多いと考えられますが,とりあえず今回の面会では教育委員会の担当者がお客様のお話を伺うこととさせていただきますので,あらかじめご了承いただきますようお願いいたします。
(以上)


電話でアポ取、77日に初回のミーティングを設定頂きました。 その前630日に市議との相談で市役所に行く用事があったので、顔合わせ挨拶しました。 また、以下のメールにて相談項目を事前にお送りしました。 


76日 教育委員会へメール送信>

学校健康課 (担当者お名前を削除)様

こんにちは 標記の件、ご相談させて頂いています松本克也です。 明日の訪問に際して、事前ご連絡差し上げます。

明日の訪問では、以下の3つを目的に考えています。
1)市の安全確保の考え方・施策について紹介頂き・理解を深める。
  特に、(十把一絡げの)国からの指示とは別に、(地域事情を踏まえて)県・市独自に取組んでいる(取組む予定の)内容についてお聞きしたいと思っています。

2)(これからの対話・相談の結果として)宇都宮市独自の施策を検討・実行する場合、どんな手順を踏んで進めていったら良いか、留意点なども含めて教えて頂く。

3)各種情報交換: 他の都道府県での取組み事例の紹介、 各種・専門家からの発信情報 をさせて頂きたいと思います。

では明日、よろしくお願いいたします。

松本

最後に、是非、共有させて頂きたいと思う参考情報をお送りします。 特に1件目にお目通し頂ければと思います。

◎福島原発事故における被ばく対策の問題-現況を憂う(その1/2) 2011/07/01
西尾正道[国立病院機構北海道がんセンター院長(放射線治療科)]
http://www.nikkeibp.co.jp/article/reb/20110701/276174/?ST=rebuild
http://www.nikkeibp.co.jp/article/reb/20110701/276189/?ST=rebuild

☆放射線医療の専門家お立場で、切実な思いを真っ当なバックデ-タと共に語っておられます。
説得力があり、強いメッセージを感じました。 子供を守る立場にあるより多くの人に見て頂きたいと思います。

◎香山リカ:「日本は心をひとつにして頑張った」を美化し過ぎるのは「危険」 2011/05/26
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110519/270551/?P=5&ST=rebuild

香山リカ:原発事故対応で官邸の無能がさらけ出されたのは、能力の問題だけではなく「過覚醒状態」に指導者が陥ったから 2011/06/09
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110603/272553/?P=1&ST=rebuild

香山リカ:「原発事故報道を見たくない」人が激増! ――心の防衛機構「解離」が指導者層にまで浸透している現状は「きわめて危険」 2011/06/23

☆心理学的見地から、震災復興に対処する人々の心理状態/気をつけるべきことを解説なされています。
私たちが「子供の安全を守る」活動をするにあたっても、多くの方の立場・責任・利害があって、それぞれの人間心理が働いていると思います。
少しでも相手の気持ちに沿うことが出来たら、物事はよりスムースに動くかと思います。
(以上)


2時間半近く話をさせて頂いた結果を、(少し荒っぽいですが)以下にまとめています。


77日 相談会議事と感想コメント>
<議題1>
市の安全確保の考え方・施策について紹介頂き・理解を深める。
特に、(十把一絡げの)国からの指示とは別に、(地域事情を踏まえて)県・市独自に取組んでいる(取組む予定の)内容についてお聞きする。

回答:
・国や県の判断に基づいて、行動している、というのが全ての基本回答
 例えば、外部被ばく線量については、「地元・下岡本のモニタリングポスト@20mで測定して20mSv・年を基準に安全を確認している」とか、
 給食については、「国の基準で出荷制限のかかっていない食材を使って、従来通り地産地消の食材調達をしている」など。

・市独自に取組んでいる内容:小中学校を含む市内各所での空間線量の測定。 現在計画中の独自施策はなし。

感想:
・学校は市教育委員会に、市教育委員会は県や国に責任を押付けるだけで、危機管理意識が欠如しており、自己の意思で考え・行動を起こす気概が見られない。


<議題2>
(これからの対話・相談の結果として)宇都宮市独自の施策を検討・実行する場合、どんな手順を踏んで進めていったら良いか、留意点なども含めて教えて頂く。

回答:
・組織体系を明確に示してもらえず、今回の相談案件がどのルートで/どんな日程で検討・判断して貰えるのか分らず、後日回答事項として残して頂きました。

・大よそ教えて貰ったルートは以下のような具合です
 市役所の市民の相談窓口:
    ①教育委員会・学校健康課(給食グループ、体育グループなど)
 ⇒ ②同・課長(災害対策本部と連携)
 ⇒ ③教育長(教育委員と連携)、(市役所内)部長会議で起案・承認後、市長に起案頂く
 ⇒ ④市長に判断・決済頂く

*市議のご協力を得た場合のルートは、市民の相談窓口:
    ①市議と直接相談、9月議会に起案頂く
 ⇒ ②市長に判断・決済頂く の様になるのでしょうか?

感想:
・市民から受けた相談・要望の決済のルートや日程感覚すら把握できていない方に相談しても、正確かつ迅速に市長まで声が届く保証が全くない。
 ①多くの人を介する為に伝言ゲームなる怖さ、
 ②各ジャンクションで差し戻しがあった場合の日程遅延、
 ③上層ミーティングの開催頻度(月1定例会など)による日程遅延、などが気がかりです。
 ⇒ 教育長との直接相談を希望して回答を待っています。 また、決済のルートや日程についてもう少し明確な回答を貰える様、後日回答事項として残して頂きました。


<議題3>
各種情報交換: 他の都道府県での取組み事例の紹介、 各種・専門家からの発信情報 をさせて頂く。

感想:
・私が提示した幾つかの資料を見て頂いた一方で、所謂御用学者(?)の講演を聞いておられる様で、例えば『自治医科大学の菊池先生や獨協大学の・・先生は安全だって言ってましたよ』と仰っていました。
 ただ、合点のいかない点について質問すると、途端に回答に窮される状態で、(私も到底人のことは言えないですが)ただの「安全神話」の受け売りだと思いました、、。



<その他要望>
Hot Spotの測定と広報をお願いしました。
 ◎概要:
  市内3小学校の校庭中央@50cmと各種HotSpot(雨どいの下など)で、日を変えて雨後と晴天時に空間線量を測定する。
 ◎目的:
  校庭中央数値は大差なく安全レベルにあっても、特に雨後のHotSpotは気をつけないといけないよ、
  ということを周知してほしい。
  意識の高い幼稚園では、既に柵を設置して子どもを被爆から守っていますよね。

・給食に関しては基準の見直しなど、今後議題に上げさせて頂くよう、話しました。

(以上)


その後、一向に連絡届かず、電話で催促もしましたが「もうちょっと待って下さい」としか回答して頂けませんでした。 そこで、とうとう痺れを切らして以下、メールを送りました。


720日 教育委員会からメール返信>
 
宇都宮市教育委員会 学校健康課
学校保健体育グループ (担当者お名前を削除)様
学校食育グループ (担当者お名前を削除)様

宇都宮市教育委員会 学校健康課
課長様

いつもお世話になっています。

7月7日(木)にご相談をさせて頂いから既に2週間が経ちますが、いまだ回答を頂けず、状況説明など一切の連絡がありません。

子どもの安全に関わることなので、なるべく迅速な対応が必要であることを説明させて頂き、(担当者お名前を削除)様にもご理解頂いているものと思っていました。
また、11日には再度、電話で念押しお願いをさせて頂いておりました。

複数持ちかけた案件について、どれ一つ回答を頂くことなしに、2週間も放置されるとは、全く想像していませんでした。
ご相談案件の回答には、検討に日数を要するものや、もっと早く回答できるもの、様々であるかと思います。
少なくとも、状況の説明や回答予定日の連絡ぐらいは、最低限の行為として身につけて頂きたいと思います。
正直、あまりにも杜撰な対応に、怒りを通り越して呆れを感じます。

明日そちらに伺いますので、まずはしっかりと状況説明下さい。
相談を受けて頂いてから今日に至るまで、どのような検討を頂いてきて、今どんな状況にあるのか、いつ最終回答頂けるのか、ご説明下さい。

先日も電話口で「申し訳ありません」と仰っていましたが、謝罪は一切必要ありませんし、聞きたくもありません。
具体的に動いてください。

なにか仰々しくお考えで、構えてられていては、市民と行政が協力・行動することが出来ないのではないでしょうか?

ご相談に当たって先にお送りしていた内容、改めてお送りします。

◎子供の健康・安全の確保は、なにものも天秤にかけることの出来ないかけがいのないもので、大人全員が真剣に考え・取組むべき課題だと思っています。
◎学校や教育委員会に判断・行動・責任の全てを委ね、自分は無関心・無責任でいるつもりはありません。
◎また一方的な不満や不安を、関係部署に対して持ちかけるつもりもありません。
◎あくまで「子供の安全を守る」、その目的の為に、親・先生・教育委員会その他関係するみんなで考え・行動したい、と考えています。

宜しくお願いいたします。

松本克也


その直後にメール回答が届きました。 果たして偶然の一致だったようです。 電話連絡も貰いました。


720日 教育委員会からメール返信>
 
過日は大変貴重なご意見をいただき,ありがとうございました。
 話し合いの中で,松本様から出された質問について下記のとおり回答させていただきます。

 まず,教育長との面会についてでありますが,市民の皆様のご意見は,適宜,担当課が窓口としてお受けすることとなっております。また,案件の内容によっては課内や局内全体で情報共有したり,他の部署と連携をしたりして対応しております。このように,私ども公務員は役割分担をしながら組織で動いておりますので,教育長と個人的に話し合う場を設けることは行っておりません。今回の案件につきましては,学校における放射能問題は教育委員会学校健康課が,その他,放射能問題全般は市災害対策本部が対応させていただきますので,ご理解いただきますようお願いいたします。

 次に,施策決定まで具体的な経緯の説明についてですが,このことにつきましては案件の内容や緊急性によって経緯は様々であり,施策の決定者や日程を一律に説明することができませんが,放射能の問題のうち,市の方針に係るものについては,市災害対策本部において決定しております。
地方行政は国や県の方針・基準を基にして,全体を考慮しながら施策を進めるところでありますので,市民の皆様からいただいたご意見がすべて施策として具現化できるということではありませんので,ご理解いただきますようお願いいたします。

 次に,学校敷地内にあるホットスポットの調査についてですが,6月29日より市独自に実施している市内14箇所の空間放射線量測定に加えて,学校等における測定について,現在,検討しているところでありますが,測定にあたっては文部科学省が示した測定方法で実施する予定です。

 次に,子どもが放射線被曝から身を守るための学校における教育についてですが,さまざまな情報が交錯する中,放射能の問題については人それぞれの価値観や判断基準が様々であることから,子ども達が混乱を招くことがないよう,各学校において適切な情報をもとに指導に努めているところであります。

 次に,広報活動として市による放射能対策に関する説明会の開催についてですが,この件につきましては,教育委員会だけではなく市全体に関わる問題であるため,ご要望について関係課に伝えさせていただきます。
最後に,学校健康課と特定の保護者様との話し合いの場を持つことにつきましては,その内容や必要性を踏まえて検討いたします。

本市では,今後も引き続き,原発事故の状況や放射線量に注視しながら,適切に対応してまいりますので,ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
                                             学校健康課  (担当者お名前を削除)


回答内容は全く振るわず、77日に会って話した時と殆ど進歩がない! 「2週間かけて、結果こんな回答しかできないのか、、、 」役所って、公務員って、縦割り行政って、こんなものなのか、、。 これまで届け出以外の用事で役所に行ったことがなかった僕には、全てが初めての経験で、想像できないレベルのひどい対応にびっくりしました


721日 教育委員会訪問>
メールだけでは真意が伝わらない、特に記録に残るメール文書では書きにくい本音部分の説明も聞けるだろう、という思いで、再度アポ取りし21日に訪問しました。 会って直接説明頂かずには当然納得いかない気持ちでした。

このとき以降、学校保健体育グループ、学校食育グループの係長が同席・対応頂くようになりました。 そして、ざっくばらんの本音トークができるようになり、役所の仕組み・内情についても少し理解できるようになりました。


729日 教育委員会訪問>
会のキックオフミーティングでまとめた要望書をもって伺い、市民の声として「こんな心配を抱えている親がいる」、「こんな要望の声が上がっている」ということをお伝えしました。 内容について真摯に傾聴頂き、会としての今後の活動の進め方についても、若干の参考コメントをお聞きしました。



729日 教育委員会よりメール回答>
 
松本 克也 様

 本日は,お世話になりました。
 最後にお話のありました,松本様からの資料(注:要望書含めたキックオフミーティング資料、意識調査)についてですが,情報提供という形でこちらで引き取らせていただくことになりましたので,こちらにいただける資料だけで結構ですので送付していただければ幸いです。
 お忙しいところと存じますが,どうぞよろしくお願いいたします。
 いただいた資料については,各関係所管課とも情報を共有してまいります。

                                            学校健康課  (担当者お名前を削除)


729日 教育委員会へメール送信>
学校健康課
(ご担当者名前削除)様

本日はどうもありがとうございました。 資料(注:要望書含めたキックオフミーティング資料、意識調査)お送りします。 どうぞ宜しくお願いいたします。

今日、お聞きしよう/ご相談しようと思って忘れたこと、が1つずつありました。
こちらからお電話差し上げますので、いつ・だれ宛にお電話すればよいかご連絡下さい。
宜しくお願いいたします。

◎質問:上下水の汚泥の行方・処理
高濃度に汚染された、上下水汚泥はどうなっているのでしょうか?
一箇所に集めて保管? どこに? というような状況、教えて下さい。

◎ご相談:勉強会の企画
市民向けの勉強会・講演会を企画頂く事は可能でしょうか?
講演に来てほしいと思う原子力関係の専門家(大学の先生など)は結構たくさんいます。

今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

松本克也


82日 教育委員会よりメール回答>
松本 様
7/29のメールにてご質問のありました件について以下のとおり回答します。お返事が遅くなり申し訳ありません。
■上下水道の汚泥について
  上下水道局 下水道施設管理課 (633-3374)にお問い合わせください。
■市民向け勉強会・講演会の企画について
  この件につきましては,全庁的な問題のため,広報広聴課あるいは危機管理課にお問い合わせください。
                          学校健康課 (担当者お名前を削除)


<84日電話相談>
関係部署の方を集めて話す場を設けて頂けることになりました。
日程調整がなかなか難しいのだと思います。 8月8日現在、連絡なし。



子どもの安全を守りたいと思う気持ちで、利害はぴたりと一致しています。

真摯な気持ちはきっと通じる!

所信忘れず、諦めない・失望しない・主張すべきは主張する スタンスでいこう ^O^